太白ごま油のうがいは、2016年から話題になっているアンチエイジング方法です。
医学博士の蓮村誠さんがおすすめしている方法で、髪の毛のパサつきや白髪といったエイジングサインにはもちろん、抜け毛の予防・改善にも効果があるといわれています。
実際、蓮村先生が監修されている『薄髪・白髪に効く!「白ごま油うがい」/オレンジページ(2016年)』ではたった1ヶ月半で40代~60代の男女の抜け毛・白髪・ハリが改善されているデータが掲載されています。

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太白ごま油とは
太白ごま油(たいはくごまあぶら)とは、煎ったごまを使う「通常のごま油」とは異なり、生のごまを搾って作ったごま油のことです。
ごま油としての優れた性質を残しつつ、生絞りにすることで煎りごま独特の色味や香りを軽減していることが特徴です。
そのため、クセの少ない油として揚げ物・炒め物・ドレッシング・洋菓子などに幅広く使うことができます。
焙煎の有無により大きく異なるのが「色味」と「風味」です。
太白ごま油の色味は、透き通った白色をしており、お酢のような色味に近く、風味に関しては、香り成分であるピラジンを反応させないため、ほとんどゴマ特有のニオイはしません。
太白ごま油のうがいとは
最近耳にすることが多くなってきた「オイルプリング」「オイルうがい」。
これは世界最古の伝統医療アーユルヴェーダの治療法のひとつで、オイルを口に含み、うがいをするという手軽な美容法です。「ガンドゥーシャ」とも呼ばれています。
アーユルヴェーダとは、世界3大医学の一つです。
インド・スリランカで生まれた5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学。
サンスクリット語のAyuh(生命・寿命)、Veda(科学・知識)から来ており、実践的な生活健康法として受け継がれてきました。
うがいと聞くと喉でガラガラーとするイメージがありますが、オイルプリングでは口をプクーっと膨らませ、口内全体をオイルに浸していきます。
油でうがいなんて気持ち悪そう……と思われる方もいるかもしれません。
でも、キュアリングした白ごま油などを使うと、意外にサラッとして気持ち悪さは感じません。
キュアリングの方法
1. 鍋に太白ごま油を入れて、火にかけます。 まずは弱火でジワジワと温めます。
2. 調理用温度計でごま油の温度をチェックしつつ、 70~90℃を超えたら火から下ろします。 火から下ろしたあとも10~20℃温度が上がるので注意してください。
3. ごま油が冷めたら、瓶の中に注ぎ入れて完了です。 冷暗所で保存すれば2、3か月はもちますが、なるべく1か月くらいで使い切るのがおすすめです。
太白ごま油のうがいの薄毛、白髪予防効果①~ゴマリグナン~
オイルうがいは薄毛、白髪予防が期待できます。
というのも、太白ごま油には、血管をキレイにする役目をになってくれる以下のような栄養素が含まれています。
・鉄分
・ビタミンE
・ビタミンB
また、ごま特有の「ゴマリグナン」という抗酸化作用をもつ成分もポイントです。
太白ごま油でうがいをすることで、体内の活性酸素を除去し全身のめぐりがスムーズになり、肌にハリやツヤがでたり頭皮の血行も良くなります。
その結果、髪を作る細胞へも栄養分が行き届くようになり健康な髪が育ちやすくなることで、肌トラブルの予防や毛髪トラブルの予防に効果が期待できるというわけです。
また、強くうがいをすることで、頬の筋肉を使うことで、顔のたるみやほうれい線の予防にもつながります。
太白ごま油のうがいの薄毛、白髪予防効果②~リノール酸、オレイン酸~
リノール酸は必須脂肪酸の1つで、血中コレステロールを下げる働きがあるとされていますが、不足すると身体の成長や皮膚などに障害をもたらす可能性が指摘されています。
一方オレイン酸は善玉コレステロールを減少させずに悪玉コレステロールを減らすことが知られています。
加えて、抜け毛の原因とされる過酸化物の発生を抑制する働きもあるようです
太白ごま油のうがいの薄毛、白髪予防効果③~頭皮に潤いを与える~
肌が乾燥すると、皮脂の過剰分泌や肌のごわつきなどのトラブルが起こります。とくに、余分な皮脂が角質と混ざると角栓となり、毛穴に詰まるのです。
太白ゴマ油には、保湿効果に優れた成分が含まれています。
オイルそのものにも肌の表面を覆って水分の蒸発を防ぐ役割がありますが、太白ゴマ油はより高い保湿力が期待できます。
太白ごま油のうがいの薄毛、白髪予防効果④~経皮吸収効果~
オイルうがいの効果が、口腔内に限らず頭部や首回りなど広範囲に及ぶのは、口に含んだオイルが経皮吸収されるからです。
これが水やマウスウォッシュなどによる、従来のうがいでは得られない、オイルうがいならではの効果です。
経皮吸収とはその言葉の通り、皮膚から物質を体内に吸収することです。
私たちは多くの場合、口から物質を、つまり食べ物や薬を口から摂り込み、消化して主に小腸から吸収します。
どちらの場合も吸収された物質は、毛細血管から血中に入り、全身を巡っていくのですが、1つだけ違うことがあります。
消化管から養分や薬剤などの物質を吸収した血液の多くは、肝臓へつながる血管へ流入します。
肝臓は体内の化学工場的な臓器で、血液に含まれている有毒物を解毒したり、栄養素をさらに別の形に変えるといった働きをするため、薬の効果が弱まったりします。
対して皮膚から物質を吸収した血液は、肝臓を経由せずに流れていくのです。
太白ごま油のうがいの薄毛、白髪予防効果⑤~デトックス
人の口の中には、数百種類の細菌がいて、それらが歯周病の原因になったり、口臭の原因になったりします。
オイルうがいをすることで、オイルが口の中の食べ物のカスや細菌を絡め取り、口内環境を良くするという効果があります。
また、水だけでは取り除けない汚れなども油に混ざり、排出できるのでデトックス効果にもつながります。
さらにオイルうがいには、唾液の分泌を促進させるという効果があり、喉の乾燥も防いで風邪予防になったり、喉をケアすることで声にも良い効果が期待できます。
また、舌についた汚れも落ちるので、味覚も敏感になります。
オイルうがいの方法とタイミング
○方法
太白ごま油大さじ1~3杯を口に含み、口をゆすぐようにモグモグさせて口内全体に行き渡らせます。
唾液が出てきても吐き出さずに、太白ごま油と一緒にうがいを続けましょう。
始めのうちは10秒続けるだけでも大変ですが、慣れてくると10分以上続けられるようになります。
○タイミング
うがいを行うのは、1日1~2回で十分です。
効果があったという人のデータからは「回数が多いほど効果がある」ということはありませんので、肩ひじ張って「2回やらなきゃ!」とならなくても大丈夫そうです。
朝か夕方に行うのがベストなタイミングです。
まとめ
経皮吸収によって、多くの薄毛予防や白髪予防が期待できる太白ごま油によるうがいをご紹介させていただきました。
オイルうがいの良いところは、『コスパがいいこと』と『何かをしながらついでにできること』ではないでしょうか。
家事をやっている時やテレビを見ている時など、ご自身の都合の良いタイミングでできるのがいいですね。
何年も何十年もオイルうがいを続ければ、きっとあなたの髪は永遠に黒くフサフサのままでしょう!
⭐️太白ごま油は大容量のものを一気に買った方がお買い得!⭐️

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