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このサイトではこれまで前髪くせ毛の治し方について、いろいろな対策を紹介してきましたが、今回はこれまでの対策のまとめと前髪くせ毛を治すための基本的な考え方を整理していきたいと思います。


Contents
柔らかい前髪くせ毛と硬い前髪くせ毛について
前髪くせ毛には大きく分けて2種類あります。
○柔らかい前髪くせ毛
これ以上髪の毛のボリュームを無くさずに、またはボリュームアップしながら、直毛を目指したい場合
(髪の毛のボリュームを維持またはボリュームアップして)くせ毛を治すことが目標になる。
○硬い前髪くせ毛
少しくらい髪の毛のボリュームダウンをしても、直毛を目指したい場合
くせ毛を治すことのみが目標になる
上記のような理由から、柔らかい前髪くせ毛と硬い前髪くせ毛では対応方法が異なってきます。
『髪の毛のボリュームの維持またはボリュームアップ』+『くせ毛を治す』ということはとても狭き門のため、柔らかい前髪くせ毛を治す方法は限定されてしまうのです。
一方で硬い前髪くせ毛の場合は、ボリュームを気にする必要がないため、柔らかい前髪くせ毛に比べると、対応方法が一気に増えてくるのです。
このサイトでは治すことが困難な柔らかい前髪くせ毛の改善方法について紹介いたします。
前髪くせ毛の原因①~髪の膨張~

髪の毛は簡単に説明すると、上記の図のように内側からメデュラ、コルテックス、キューティクル(内側からエンドキューティクル、エキゾキューティクル、エンドキューティクルの3層)、18-MEA、皮脂の多重構造で出来ています。
前髪くせ毛を治す上で重要になってくるのが、コルテックスになります。
コルテックスはオルソコルテックスとパラコルテックスから成り立っています。
2つのコルテックスには、
・オルソコルテックス=水を吸収しやすく、膨張しやすい
・パラコルッテクスは=水を吸収しにくく、膨張しにくい
という性質があります。

直毛の人はオルソコルテックスとパラコルテックスが均等に並んでいるため、水分を受けて膨張したとしても、丸いまま膨張することになります。
くせ毛の人はオルソコルテックスとパラコルテックスが偏って並んでいるため、膨張した際に変な形で膨らんでしまうのです。
髪の毛は、
丸い断面=直毛
いびつな断面=くせ毛
になるため、いかにコルテックスを水分から守ってあげるかが重要になってきます。
普段はコルテックスの周りには、うろこ状のキューティクルがありコルテックスを保護してくれていますが、キューティクル(エンドキューティクル)は水の触れると、膨張し普段は寝ているキューティクルが立ち上がってしまうのです。

(出典:美容室ピケのHPより)
コルテックスが立ち上がるとその隙間から水分が入ってしまい、コルッテクスを守れなくなってしまうのです。
つまりキューティクルも水分から守ってあげる必要があるのです。
キューティクルを水分から守るためには、髪の一番外側にある皮脂が大切になってきます。
よく若い人の肌は、肌の表面が適量の皮脂に保護されているため、水分を弾きピチピチした肌だと言われます。
逆に年配の方の肌は皮脂の量が少ないため、水分を弾かず、乾燥した状態になっています。
実は髪にもこれと似た状態が起こっているのです。
健康な髪は一番外側の皮脂が髪を守ってくれるため、水を弾き内部の水分量も守られるため、ふっくらとした丸い断面の髪になるのです。
前髪くせ毛を治すためには、コルテックスを水分から守る必要がある
⬇︎
これテックスを水分から守るためには、キューティクルを水分から守る必要がある。
⬇︎
キューティクルを水分から守るためには、髪の表面を、適切な成分、そして適切な量で保護してあげる必要がある。

前髪くせ毛の原因②~毛穴の締まり~
まずこちらをご覧下さい。

直毛の毛穴

くせ毛の毛穴
(出典:くせ毛.net)
直毛の人は毛穴が広がっているため、髪がまっすぐ伸びていきますが、
くせ毛の毛穴はぎゅっと締まっており、髪が毛穴から押し出されるようになるため、髪に変な癖がついてしまいくせ毛になってしまうのです。
では何故毛穴は締まってしまうのでしょうか?
毛穴が締まってしまう原因は、
①頭皮に毒素が溜まってしまうため
②頭皮の筋肉が収縮してしまうため
主にこの2点になります。

(出典:くせ毛.net)
①頭皮には長い年月をかけて毒素が溜まっていく傾向があります。
よく薬物の常習歴を確認するために髪の毛が調べられるのもそのためです。
若い時には新陳代謝も活発であることから、毒素は髪や尿、汗などによって体外に出されますが、年齢を重ねると毒素は外に出しにくくなるため、体内に毒素が蓄積されやすくなってしまうのです。
また社会人になると、生活が不規則になったり、飲酒、タバコ、そしてストレスなどの影響により、若い頃より毒素が溜まりやすい環境になります。
このように毒素の排出量は減る一方で、毒素の流入量が増えるため、年齢と比例して毒素は増えていくのです。

(出典:くせ毛.net)
②次に筋肉の収縮についてですが、年齢を重ねると腕や足の筋肉が落ちてしまうように、頭皮の筋肉も落ちてしまうのです。
筋肉量が落ちることで、筋肉が変な形の収縮してしまい、毛穴が曲がってしまうのです。
前髪くせ毛を直すためにするべきこと
髪の膨張を防ぎ、毛穴の締まりをなくすためには次のような方法があります。
まずはするべきことを見てみましょう。
・馬油シャンプーの使用
・塩素除去のシャワーヘッドの使用
・洗髪時間は30秒以内
・洗髪後のヘアドライ
・頭皮マッサージ
・獣毛ブラッシングの使用
・ナノイー機能のあるドライヤーの使用
など普段の洗髪方法をちょっと見直すだけで、前髪くせ毛は少しづつですが確実に良くなります。


前髪くせ毛を治すためにしてはいけないこと
前髪くせ毛を直すためには、したほうがいいこと同じくらい、してはいけないことも重要になります。
普段何気なくしていることが、実は前髪くせ毛を治す上で大きな妨げになっているかもしれません。
そのためしてはいけないことを何点か紹介させて頂きます。
・湯船に浸かる
・ヘッドスパをする
・ヘアアイロンを使う
・紫外線を受ける
・高温のシャワーを浴びる
・洗髪後の自然乾燥
・コンディショナーやトリートメントを使う

まとめ
今回は前髪くせ毛の原因と対応策(するべきこととしてはいけないこと)をご紹介させていただきました。
柔らかい前髪くせ毛は、ただひたすら地道に「キューティクルを守り続けること」「毛穴をほぐすこと」を続けるしかありません。
人によっては何年もかかってしまうこともあります。わたしは2年かかりました。
ですが、少しづつ前髪のボリュームが出てきて、くせ毛が治っていくのを見るのは本当に幸せな気分になります。
これまで悩み続けていた時間が長い人ほど、前髪くせ毛が治るのは嬉しいはずです。大げさに思われるかもしれませんが、人生が一気に変わります。
ぜひ皆様も前髪くせ毛から解放されて、人生が何倍にも豊かになることを祈っております。
良い髪活を!
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