皆様は死ぬ気で育毛しているだろうか?
私は生まれつきおでこが広く、髪も細いため、走るとすぐに広いおでこが剥き出しになり、小さい頃からずっとハゲキャラだった。
中学生くらいまでは、髪質がストレートだったこともあり、自然におでこを隠せていたが、高校生の頃からは前髪だけがくせ毛になり、おでこを隠しきれなくなってきた。
大学生になる頃にはさらにクセ毛がひどくなり、さらに毛染めも始めたため、髪が本格的にやばいことになった。手で髪をかき上げるだけで、無限に髪が抜けるのである。
流石にやばいと思い、最初に花王のクレンジングシャンプーを使い始めたが、さらに髪も頭皮も悪化、そこに育毛剤を使い、またまた悪化。そこからは数万もするような怪しげな商材テキストを何個も購入した。
その後もなんやかんや失敗し、育毛にかけたお金ついては多分300万以上、またシャンプーも100種類以上は使ったんじゃないかと思う。
だがそんな失敗があったからこそ、今では正しい知識が身につき、毛髪診断士にもなった。
今の私は40代手前だが髪はふさふさで、白髪もほとんどない。また自分に合うボリュームが出るシャンプーも見つけたおかげで、髪は人生で今が一番好調だと思う。
会社でも薄毛と言われたことは一度もない。もちろん強風の日は髪が持ち上がらないかヒヤヒヤしているが。

前置きが長くなったが、死ぬ気で努力すれば髪はなんとかなると思う。もちろんちょっと薬を飲んだり、育毛剤をつけたりするだけではダメだ。人生をかけて全力でやらなければならない。
髪は貯金と似ている。食事・睡眠・運動、生活の全てをかけ、地道に「貯髪」をし続けるしかない。
健康的な髪さえ生えていれば、肌質が少し悪かろうが、ちょっとコミュ障だろうがなんとかなる。人生を楽しめるはずだ。
もし本気で育毛をしたい方は是非続きを読んで欲しい。少しでもあなたの人生のお役に立てれば幸いである。
まずは結論


育毛には数え切れないほど多くの方法があるが、多くは血流を促進する効果である。
AGA治療薬で有名なミノキシジルを始め、育毛剤や髪に良いと言われる食品、ストレス解消、運動など実はほとんどが血流促進に起因している。
詳細は後ほどお伝えするが、髪に限らずアンチエイジングには血流が最も重要と言われている。
また成長ホルモンやデトックスも髪の成長には大切な要素である。髪は骨と同じように成長ホルモンで成長し、また毒素を吸収するためだ。
また、薄毛の遺伝の正体であるAGAについても見てみようと思う。
育毛の考え方
まず最初に育毛に最も影響を与える『血流』について見てみよう。

上の画像を見て分かるように、髪が生えるためには、髪に栄養を与える毛細血管が必要不可欠である。
髪は頭皮の毛細血管から栄養や酸素を得て、不純物や二酸化炭素を排出している。
育毛にいいと言われるほとんどの方法が血流をよくするための方法と言ってよいだろう。
薄毛の方の頭皮を見ると、血流が全く流れていない血管であるゴースト血管が多く、逆に髪がふさふさな方の頭皮を見ると、健康な毛細血管がたくさん見える。
次は『成長ホルモン』について。
20代の若者と60代の老人が同じ食事、同じ食生活を送っても髪の生えるスピードは違ってくるだろう。
その原因は成長ホルモンの量に違いがあるためだ。

上記の表を見て分かるように、10代の思春期を成長ホルモンのピークとすると、30代には約半分になり、60代には4分の1以下になってしまう。
成長ホルモンは骨や皮膚を始め体の成長には欠かせないホルモンであり、髪が成長するためにも、もちろん成長ホルモンが必要不可欠である。
ただ成長ホルモンも血流を通って運ばれることから、血流が良いことが大前提の話である。
次は『デトックス』について見てみよう。
薬物の常習歴を確認するために、良く髪の毛が使われる。
頭皮には毒素が溜まりやすく、髪は毒素を吸収して成長するため、髪の長さなどの状況を見ることで毒素吸収した時期などが分かるのである。
またアトピー薬など、同じ薬を長期服用することで、頭皮に毒素が溜まり続け、その毒素を処理しきれなくなることにより発症する、薬害による脱毛があり、岡嶋研二先生(医療法人社団名古屋Kクリニック院長)や東田雪子先生(株式会社ルチア)の書籍でも危険視されている。
最後は『AGA(男性型脱毛症(androgenetic alopeciaの略))』について。
昔は薄毛は遺伝すると言われていたように、家系が大きな影響を与えると考えられていた。
しかし今は科学が発達したおかげで遺伝の正体が分かるようになった。
遺伝の正体は、DHT(ジヒドロテストステロン)という悪玉男性ホルモンである。
男らしさを出す男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結びつくことで作られるホルモンである。
厄介なことにDHTは髪は減らすが、それ以外の毛はボーボーにするのである。逆に働いて欲しいところである。
ひとつ注意して欲しいこととして、AGAが薄毛の全てではないということを忘れないで欲しい。

DHTの原因となるテストステロンは、20代をピークにし、それ以降は減っていくことになる。
そのためAGAが一番発症しやすいのは20代ということになる。
実際には5αリダクターゼの量やテストステロンと5αリダクターゼの結合度合いなど諸々あると思うが。
もし10代や20代で薄毛になれば、AGAを疑うべきであるが、それ以降はAGA以外にも血流不足など老化による薄毛も疑うべきである。
実際には円形脱毛症や抜毛症など病的な脱毛の原因もあるが、ここでは詳細は割愛する。
血流へのアプローチ
では次は具体的な育毛方法について見てみよう。
最初は血流について関する方法。
効果があり、続けやすい方法を紹介しよう。
まずは食事関係から。
フラクトオリゴ糖とは食物繊維の一種で、腸内の酪酸菌を増やし、腸内環境の改善に効果がある。
急になぜ腸内環境?と思うかもしれないが、腸内環境と育毛には密接な関係がある。
先ほど髪は頭皮の毛細血管から血流を得て成長すると伝えたが、良質な血流を作るためには腸内環境が大事である。
私たちが食事をすると、食べ物は胃で分解され、小腸や大腸で吸収されることになるが、その消化吸収の度合いは小腸や大腸の腸内環境に左右されるためだ。
腸内環境が良ければ血流の質が良くなり、血液の量自体も増えるのである。
特におすすめのフラクトオリゴ糖は、東大の名誉教授である小柳津広志先生が監修している長澤オリゴである。
私は髪のために長澤オリゴを摂取しているが、長澤オリゴには他にも多くの効果があり、花粉症や喘息も改善するとのことだ。
私は重度の花粉症だが、長澤オリゴを摂取し始めてから花粉症が軽減された、次の花粉症の時期が楽しみである。
ちなみにこれは個人的な意見だが、腸内環境関係の先生はみんな髪がふさふさである。小柳津広志先生は70歳近くだが髪はドフサである。


髪の90%以上はたんぱく質からできており、身体そのものも水分を除くと半分はたんぱく質で出来ている。
厚生労働省の摂取基準では1日およそ60gの摂取が必要とされているが、多くの人が基準量まで摂取できていない。
現代人はジャンクフードなど炭水化物の摂取が多く、たんぱく質が戦後レベルまで落ちている現代版栄養失調とも言われている。
食事から摂取したたんぱく質は、まず心臓や脳など生きていく上で必要な所で使われることになり、髪や爪などの末端にはそのあまりのたんぱく質が供給される。
そのためたんぱく質が不足すると、最初に割りを食うのは髪や爪となる。漢方医学では髪は血余と言われ、十分な栄養がないと髪は育たないのである。
しかし60gのタンパク質を取るには、お肉や魚を300g近く必要があり、意外と難しい。
安定したたんぱく質を摂取していくためには、普段の食事に加えてプロテインの摂取がおすすめである。
食事と一緒に、またはおやつの代わりにプロテインを飲む習慣を持とう。
プロテインとフラクトオリゴ糖を一緒に摂取しよう。
プロテインは人によっては、腸内環境を悪化させる可能性がある。
フラクトオリゴ糖を一緒に摂取することで、良好な腸内環境を整えつつ、タンパク質をしっかり摂取しよう。
良く育毛は料理に例えられる。たんぱく質は材料、ビタミンB6(ビタミンB群の一種)は調理器具、亜鉛は料理人と言われる。
ビタミンB6はにんにくや唐辛子などに多く含まれており、亜鉛はレバーや牡蠣などに含まれているが、たんぱく質同様食事から全てを摂取するのが難しい。
しかも髪は命に関わらないことから、やはり栄養が後回しにされる傾向があるため、栄養不足はどうしても避けたいところである。

アメリカで20年間以上かけて、同じ年齢の2匹アカゲザルを使った実験がある。
片方の猿には好きなだけ食事を与え、もう一匹の猿にはカロリー制限を行ったところ、満腹猿は目力がなく体毛も抜けてしまい、制限猿は体毛がふさふさで、動きも機敏だったそう。
この理由は腸内環境が1つの理由だと考えられる。
必要以上の食事を取ると、消化吸収のために腸が酷使されることになり、腸疲労を起こし、腸内環境を悪化させることになる。
腸内環境の悪化は腸の消化吸収能力を落とし、血液の量を減らし、質も悪化させてしまい、薄毛や白髪の原因になってしまう。
皆さんは路上生活者に薄毛の方が少ないということを聞いたことはないだろうか?
路上生活者は、食事も少なく、洗髪もほとんどできないが、それでも髪がふさふさなのは良好な腸内環境のおかげなのかもしれない。
また最近は16時間断食や一日1食など、少食が科学的に良いということも多くの論文で明らかになっている。
血液の大半は水でできているため、水分が重要であることは言うまでもないだろう。
1日に必要な水分量は2~2.5リットルであり、そのうち半分は食事から摂取するため、1~1.5リットルは水分を取る必要がある。
また体内の細胞も水分不足になってしまうと活動が悪くなってしまう。もちろん髪を成長させる毛母細胞も同様である。
ちなみにジュースなどの甘い飲み物は、できる限り控えた方が良い。
甘い飲み物は、胃の消化吸収の影響をあまり受けずに、腸へ直接届くため腸内環境を一気に悪化させてしまうのである。
漢方コンサルタントの櫻井大典先生も、甘い飲み物の危険性をご自身の書籍の中で述べられている。
次は運動系について見てみよう。
アンデシュ・ハンセン氏の名著「運動脳」によると、生物学的には、私たちの脳と身体は今もサバンナにいるそうだ。
人間は何万年も狩猟生活をしており、体は走ったり、激しく動いたりするようにできている。
ここ百年くらいで生活様式は大きく変わり、座って生活することが当たり前になったが、まだ私たちの体は、生物学的には歩いたり、走ったりするのが当たり前であり、座って動かないことは健康的に良くないとのことだ。
話が少しそれたが、ウォーキングは髪にどう影響するのだろうか?
やはり一番は血流への影響だろう。
座ったままでは血流は足へ溜まり、上半身特に体の一番上である頭皮へ行きにくくなる。太ももは第2の心臓と言われるように、足の血液を心臓に押し戻す役割があるため、定期的にウォーキングをすることで頭皮の血流を良くする効果がある。
さらにウォーキングには腸内環境を良くする効果もある。腸は第2の脳とも言われており、腸は体のあらゆる部位と繋がっており、歩くことで腸が刺激され腸の動きが活発になることで、腸内環境が整うのである。
筋トレも髪に良い影響がある。
筋トレをすることで、体が戦闘態勢になりより多くの血流が作られるようになる血流促進効果。また筋トレには心を晴れやかにし、ストレス解消の効果もある。
良く運動した後にスッキリすることがあるだろう、それは運動によってセロトニンやアドレナリン、そしてマイオカインといった様々な神経伝達物質が体内で作られるからだ。
そういった神経伝達物質によって脳が良い影響を受け、それが良い腸内環境につながる。
脳腸相関といい、脳と腸は自律神経で強く繋がっている。緊張するとお腹が痛くなるのも腸脳相関の繋がりのせいである。
またいくら髪が生えても、お腹がでているような情けない体型ではカッコつかないだろう。髪も体もシュッとした男を目指そう。
では続いてストレス解消について見てみよう。
ストレス解消がなぜ髪に良いのかは、これまでお伝えしてきたようにストレスをなくすことは、良い腸内環境へ繋がり、良い腸内環境は良い血流へ繋がるためである。
他にもストレスは自律神経にも影響を与える。自律神経とは緊張状態の交感神経とリラックス状態の副交感神経がある。
現代人の多くはスマホの影響もあり、常に交感神経優位になっている場合が多い。交感神経が優位になると、血管が収縮し心臓や筋肉に優先的に血液が送られるため、頭皮には血液が送られにくくなってしまう。
副交感神経が優位になると、血管が広がり、血液は体全体にまんべんなく送られるため、育毛のためには副交感神経優位を目指そう。

副交感神経を優位にするマインドフルネス呼吸法は、10年以上前からアップルなどの大企業やプロスポーツ選手の間で行われており、副作用なしで強烈なストレス解消効果があり、生産性が爆上がりすると言われている。
マインドフルネス呼吸法は、過去や未来のことを考えずに今の呼吸だけに集中することである。
それのどこがストレス解消?と思われるかもしれないが、ストレスの大きな原因は過去や未来のことを考えることなのである。休みの日にグータラしていても疲れが取れない人は、グータラしながらも頭ではずっと考え事をしているため、脳疲労を起こしてしまっている場合が多い。
寝る前に1日5分でもいいのでやってみよう、ストレス解消以外にも寝つきも良くなり、髪と体が健康になることだろう。
youtubeなどで検索すれば、様々な動画が出てくるので見て欲しい。
ちなみにマインドフルネスは仏教だとサティ(気付き)と呼ばれる。
CBDとはCannabidiol(カンナビジオール)の略称で、大麻成分の1つである。大麻成分と言っても、CBDはキマる薬物ではなく、国の認可を通った安全成分である。
CBDはオイルやタブレット、タバコっぽい吸い方などいろいろあるが、コスパや使いやすさを考えるとオイルが良いのではないかと思っている。
メンタリストのDaigoさんによると、CBDは歴史的な背景もあり、昔は流通できなかったが、今はそれも無くなり、日本でも一気に普及が進んできたとのことである。
抗炎症作用、抗痙攣作用、抗不安作用、降圧作用など様々な効果があるが、実際に使ってみた感想としては、リラックス効果がすごいと感じた。
寝る前に使うだけで、心が落ち着き、あっという間に寝れてしまう。またマインドフルネス呼吸法と組み合わせるととんでもないリラックス効果がある。
マインドフルネス呼吸法+CBDオイルを続けると体や脳が変わっていく、私はマインドフルネス呼吸法は10年くらい、CBDオイルは半年くらいだが、ストレスを溜めにくくなることはもちろんのこと、日常の仕事でも頭もクリアになることが多く、味覚や嗅覚も鋭くなったように感じる。
日常的に、今ありのままに集中できることが理由なのではないかと思う。
これはやって損がないから是非試して欲しい。

血流に関する最後は、頭皮マッサージについて。
頭皮マッサージが必要な理由は、毛細血管の健康を保つためだ。
毛細血管は細い部分だと1/200mmほどであり、簡単なことですぐに詰まってしまう。そのため外部から刺激を与えることで、つまりを無くし、また血管のマッサージにもなる。
ただ力を入れすぎると逆に血管を潰してしまうため、力を入ないことがポイントだ。頭皮に触れるか触れないかぐらいの力加減で十分である。
頭皮マッサージはデトックスの面もあるため、この後詳細を説明する。
成長ホルモンへのアプローチ
次は成長ホルモンを増やす方法を説明しよう。

加圧トレーニングとは腕や足の付け根に加圧ベルトを巻いて血流を抑制しながら、行うトレーニングである。加圧トレーニングは、低負荷でも体に負担をかけることができ、トレーニング時間も短時間になるため、忙しい芸能人や体が弱い高齢者のリハビリなどで良く行われている。
加圧トレーニングの最大のメリットは、成長ホルモンの分泌量にある。成長ホルモンの分泌量を最大で290倍も増やすことができ、血管の若返りも期待できる。
一時期はSNSで加圧トレーニングをしたら、ツルツル頭のおじいちゃんに髪が生えてきたと盛り上がったことがあった。
私も加圧トレーニングを5年以上行っているが、髪や爪が明らかに早く伸びるようになった気がする。
基本的には、加圧トレーニングはスポーツジムでトレーナーとマンツーマンで行うが、今では自宅用の加圧ベルトも販売されているため、ご自身の生活様式に合わせて行って欲しい。
髪や爪は寝ている時にこそ育つ。寝ている時には体は副交感神経が優位になり、血流が頭皮にも行きやすく、また成長ホルモンは寝ている時に多く分泌されるため、睡眠は髪だけでなく、健康的な面からも絶対に必要である。
スタンフォード大学医学部精神科教授 西野精治先生の名著「スタンフォード式 最高の睡眠」によると6時間の睡眠時間が1週間続くと、脳は泥酔した時と同じ状況となり、また体の運動機能も著しく落ちるとのことである。
また漢方コンサルタントの櫻井大典先生も名著「病気にならない食う寝る養生」のなかで10分でも睡眠時間を増やすことを勧めている。
私も睡眠は毎日8時間は取るようにしている。
睡眠の質を上げたい方は先ほど出てきた、マインドフルネス呼吸法やCBDオイルを使ってみよう。
デトックスへのアプローチ
先ほども頭皮マッサージは出てきたが、今回はデトックスの面から見てみよう。
頭皮には毒素が溜まりやすく、髪は成長する時に毒素を吸収しながら伸びる性質がある。
通常の生活をしていれば、髪は毒素を排出し続けるが、偏った食生活や長期的な薬の摂取によって、頭皮の毒素が増え続けると、髪は毒素に耐えられなくなり抜けてしまうのである。
頭皮には毛細血管と毛細リンパ管が張り巡らされている。毛細血管は血液を流しており、毛細リンパ管はその名の通りリンパ液を流している。
デトックスの上でポイントとなるのはリンパ管である。リンパ液は毒素を載せて運ぶためデトックスの上ではリンパ液はとても重要である。
しかし毛細血管が心臓のポンプの動きで血液を流しているのに対し、毛細リンパ管は筋肉の動きのみでリンパ液を流しているためとても詰まりやすい。
さらに頭皮にはあまり筋肉がなく、毛細リンパ管も毛細血管に比べると細いため、詰まり防止のためには頭皮マッサージによる外部からの刺激が必要となる。
頭皮マッサージは継続が大切なので、毎日1分でもいいのでやってみよう。
横田有里香先生の動画が分かりやすくておすすめだ。
その他へのアプローチ
これまで育毛の3大要素である血流、成長ホルモン、デトックスについて見てきたが、最後はどれにも該当しないが育毛効果が絶大な方法をお伝えしよう。
クエン酸とはレモンや梅干しの酸っぱい成分である。クエン酸を飲むと乳酸が軽減されることで疲労が少なくなることから、良くスポーツ選手や登山をされる方などに摂取されている。
髪にどういいのか?と言うとポイントは腸内環境である。
体内はジャンクフードや合成甘味料等の影響で「酸性」に傾きやすい傾向がある。体内はPH7.4くらいの弱アルカリ性が良いと言われているが、酸性に傾くことで、胃腸に負担をかけてしまう。
胃腸に負担をかけることで、食事の消化吸収力が下がり、血流の質が悪くなってしまうのである。
クエン酸は摂取する前は酸性だが、体内に入るとアルカリ性に変わることからクエン酸を毎日摂取して、腸内環境を整えよう。
また、クエン酸には細胞の活動力に影響するクエン酸回路を活性化させる効果がある。そのため毛母細胞の活性化にもなり育毛にも効果抜群である。
減シャンはシャンプーの頻度やシャンプー時間を減らすことで、湯シャンはシャンプーを全く使わないことである。減シャンや湯シャンの最大の効果は、頭皮の皮脂の分泌を減らすことによる血流の節約である。
実は頭皮に限らず、皮脂の分泌には血流が使われている。
シャンプーによって必要以上に皮脂を取りすぎると、たくさんの皮脂を再度分泌することになり、多くの血流を使うことになる。
特に頭皮は他の場所に比べて、大きい毛穴が密集しているため、バリア機能がある皮脂をたくさん分泌するのである。
そこでシャンプーをなるべく使用しなくすることで、皮脂の洗い落としを最小限にし、皮脂の分泌量を少なくすることで、血流の節約ができ育毛につながるのである。
減シャン、湯シャンの育毛効果は、発毛家芸人のデルピエロ山口治樹氏や育毛プロデューサーの久田篤を始め多くの育毛のプロがおすすめしているので是非試して欲しい。
私も半年以上、減シャンを行っているが髪や頭皮の調子はすこぶる良い。今後は少しづつ湯シャンへ移行して行きたいところである。


レメディウムはこんな感じの1mm程度の甘い粒である。
レメディウムとはドイツ版の漢方薬のような物であり、老若男女誰でも使用する事ができ副作用もなく、ドイツでは国で承認された伝統的な薬である。
ただ現在の科学で解明し切れていない部分も多いとされている。簡単に言うとレメディウムはワクチンみたいなものである。
毒となる成分を物凄く薄く希釈し(プールに目薬を入れるくらい薄い濃度)、それをサトウキビ由来のショ糖混ぜたものである。
あまりに薄すぎて科学的には水と同じとされているが、多くのデータではその有効性が示されており、賛否は分かれているとこである。
レメディウムには様々な種類があるが、育毛に特化した育毛促進レメディウムは産後の女性の抜け毛を無くすために作られたものである。
私は男性であるが20年以上レメディウムを飲み続けているが、全く副作用もなく、髪や爪の伸びが圧倒的に早くなった。
もちろん合う合わないはあると思うが、私のようにバチっと合えば副作用なしで信じられない育毛効果が得られるだろう。
④AGA治療
AGA治療薬は大きく分けて2つある。1つ目がDHTの働きを抑えるフィナステリド、もう1つが血流促進の効果があるミノキシジルである。
薄毛治療というとAGA治療を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。言うまでもなくフィナステリドもミノキシジルも効果抜群である。
しかし両方薬であり、副作用、薬への耐性、薬害がある。そのため永遠にAGA治療薬を飲み続けることは現実的ではない。
ここではAGA治療薬を飲む条件について整理しよう。
まずAGAの原因の1つであるテストステロンは20代にピークになることを考えると、10代後半や20代前半で薄毛になった場合は、AGA治療薬を使うべきだろう。
30代以降は血管の硬化など老化による薄毛も疑うべきであるため、30代以降のAGA治療薬は使用期間を決めた使い方が良いだろう。
だらだらとAGA治療薬に依存してしまうと薬への効果は減り、副作用と薬害だけ強くなりどうしようもなくなってしまう可能性もある。
AGA治療薬は一時的に髪を増やせるかもしれないが、髪の質を決めるのはあくまでも食事であり、長期的な髪の維持には体質改善には不可欠である。
まとめ
育毛は総力戦である。
髪を生やすのは並大抵のことではない。
ダイエットと同じで薬を飲むだけ、食事制限をするだけ、特殊な飲み物を飲むだけなど〇〇するだけではダメだ。
食事、運動、睡眠、ストレス、デトックス全てを使って体質そのものを変えていこう。目指すべきは薄毛が極端に少ないプロスポーツ選手、イケメン俳優だ。
彼らのように体をしっかりと作り上げて、プロ育毛家になろう!
