これまでこのサイトでは、前髪くせ毛を治すために「するべきこと」と「してはいけないこと」をお伝えしてきましたが、
今回も前髪くせ毛を治す上でしてはいけないことを紹介させて頂きます。
これまでしてはいけないこととして、
・髪の毛を洗い過ぎてはいけない(洗髪時間30秒以内)
・湯船に浸かってはいけない
・前髪くせ毛をくしでとかし過ぎてはいけない
・日光に当たり過ぎてはいけない
を紹介してきましたが、今回もそれらと同じくらい重要なことをお伝えします。
まず結論から申し上げますと、
洗髪後にドライヤーで髪を乾かす際に、体が暑くて汗が止まらないような状態だと、体の内側からの湿気(内湿気)によって前髪くせ毛は悪化してしまいます
では何故このような結論になるのでしょうか?
順を追って見てみましょう。
前髪くせ毛の2大原因
前髪がくせ毛になってしまう大きな原因は主に2つあります。
○1点目が毛穴の締まりによるものです。
直毛の人の毛穴は、毛穴が広いため、髪は毛穴に影響されることなくまっすぐ伸びてきます。
しかしくせ毛の人の毛穴は、毛穴が狭いため、髪は毛穴から無理やり押し出されるような形になるため、髪に変なくせがついてしまうのです。
髪には、
直毛=丸い断面
くせ毛=いびつな断面
という性質があるため、変なくせがついてしまうと髪がいびつな断面になってしまうため、くせ毛になってしまうのです。
○2点目がコルテックスによるものです。

髪の断面は大まかには、上記のような構造になっています。
その中でポイントとなるのがコルテックスになります。
コルテックスには水(湿度)に触れた際に、その水分を吸収し膨張する性質があります。

またコルテックスにはオルソコルテックとパラコルテックスの2種類があり、
オルソコルテックス=膨張しやすい
パラコルテックス =膨張しにくい
という性質があります。
直毛に人は2つのコルテックスは均一に並んでいますが、
くせ毛の人はコルテックスの並び方が偏っているため、水分を含んだ際に変な形で膨張し、いびつな断面となり、くせ毛になってしまうのです。
体の内側からの湿気(内湿気)に注意しよう
今回の話で関係してくるのが、コルテックスになります。
コルテックスは水分を含むと(湿気の高い場所にいると)膨張するとお話ししましたが、他にも膨張する時があるのです。
それは自分が汗をかいた時です。
運動をして汗をかいた時や辛いものを食べた時には、髪まで濡れることがないでしょうか?
頭皮に汗をかくと、髪まで影響を受けて、汗で濡れてしまうのです。
この内側からの汗による影響を内湿気と言います。
お風呂上がりの洗面所では内湿気がすごい
お風呂から上がり髪を乾かす際に、洗面所で汗でダラダラになりながら、ドライヤーをすることはないでしょうか?
汗でダラダラになると言うことは、頭皮も汗をかくことになるので、
内湿気の状態になり、くせ毛がひどくなってしまうのです。
お風呂上がりはすぐ乾かしたいですね。
でも髪が乾いている状態なら、内湿気で髪に影響を与えてしまうけど、
濡れている髪を乾かす時には、そんなに内湿気は影響するのかしら?
内湿気の影響で髪は若干乾きにくくなり、髪が熱くなりやすいですね。
そいうい状態で乾かした髪は、くせ毛が悪化しやすいと思います。
お風呂上がりでも熱くも寒くもなく、髪の毛をさっと乾かせそうね。
洗髪時のシャワーの温度は低めにしよう
夏に内湿気の影響を受けずに、髪を乾かすためには、
洗面所の温度を下げるか、自分の体温を下げるか、
このどちらかしかありません。
洗面所に扇風機をつければ、体を少しは冷やせるかもしれませんが、
室温を下げるという意味では、あまり効果は無いかもしれません。
そこでポイントとなるのは、自分の体温を下げることです。
自分の体温を下げるためには、お風呂で体温の上昇を少しでも抑えるために、シャワーの水温を下げることが効果的です。
最近は夏場は37度にしています。
たった2度の差ですが、お風呂上がりでの暑さは大分軽減されました。
37度なら問題なさそうね。
普段の水温より2度から3度下げると良いと思います。
髪は湿気によって、くせ毛を悪化させてしまいます
↓
洗髪後の夏場の洗面所では、汗を大量にかいてしまい、
体内からの汗(内湿気)により影響を受けてしまいます。
*特に夏場
↓
普段のシャワーの水温を2~3度下げることで、お風呂上がりの体温をぐっと下げることができます。
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