これまでこのサイトでは、薄毛を根本的に解決するためには毎日の食事が重要だとお伝えしてきました。
今まではちょっとした意識を持つだけで、普段の食事が育毛の食事になる『ちょい足し食事法』を推奨してきましたが、今回は別の視点から食生活を見直して行きたいと思います。
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育毛のためには血液たっぷりが理想
髪の毛は頭皮の毛細血管から酸素や栄養を得て、逆に頭皮の不純物は毛細血管を通して排出されます。
そのため髪の毛が健康的に育つかどうかは頭皮の毛細血管次第と言っても過言ではありません。
しかし加齢や不規則な食生活などによって、毛細血管の流れは悪くなって行きます。
薄毛で悩む人の頭皮を見てみると、ほとんどの人がゴースト血管という、血管に全く血液が流れていない状態になっているそうです。
よく血液サラサラがいいと言われますが、血液の量自体が不足していては、サラサラにしても意味がありませんので、育毛を行う方はまず血液たっぷりを目指しましょう。
血液たっぷりのカギを握るのは胃腸
血液が作れない人のことを東洋医学では気虚(ききょ)と言います。
気虚状態の人が血を作れない理由は胃腸にあります。
胃腸が弱ると、栄養の吸収が十分にできなくなり、血液が作りにくくなってしまいます。
そのため気虚タイプの人は胃腸が弱い人が多く、胃腸できちんと血が作られるようになると、自然と血は増えていきます。
血液たっぷり対策その1~朝食で体内時計をリセット~
人間の体温、血圧、ホルモン、免疫、新陳代謝そして胃腸などの臓器は体内時計にそって働いています。
しかし、人間の遺伝子に刻まれている体内時計は24時間より少し長いのです。
そこで自律神経やホルモンバランスなどを1日24時間にリズムに合わせて調整し、管理しているのが「時計遺伝子」です。
この遺伝子を働かせるのが太陽の光と朝食です。
朝の太陽の光を浴びることで、時計遺伝子が活性化されて、朝食をとることでリセットします。
血液たっぷり対策その2~夕食の食事量を減らしてみよう~
血が作れなくなっている原因は、胃腸が弱っている可能性があります。
胃腸が弱ると栄養を十分に吸収できず、血液の原料そのものを体に入れることができなくなってるのです。
胃腸が弱る原因は、朝食、昼食、おやつ、夕食、夜食とひっきりなしに食べてしまい、朝から夜遅くまで休む暇なく胃腸を動かしていることです。
これでは胃腸が疲れてしまいます。
胃がもたれやすい、朝起きても食欲がない人は、朝起きたときにきちんとお腹が空いている状態を目指しましょう。
体に入れた食べ物は、約90分かけて消化されますが、眠っている間は、エネルギー消費は最小限です。
朝起きた時に食欲がないのは、ほとんどの場合が夜遅くに食事をしているか、食べ過ぎているということになります。
夕食は寝る2~3時間前にはすませて、量は控えめにして、小腹がすいたぐらいで寝るのが丁度良いのです。
血液たっぷり対策その3~ゆっくり30回以上噛んで食べる~
毎回の食事で、あなたは口に入れた一口を飲み込むまでに、何回噛んでいますか?
縄文時代では1食で4000回以上も噛んでいたそうです。
どんどん食べ物が柔らかくなっている現代では、平均620回まで減っていると言われています。
忙しい毎日を送り、食事の時間も十分にとれず、早食い傾向にもありますので、ぜひ、ひと口30回以上は噛んでみて下さい。
よく噛みながら食事をすることは消化・吸収に良いのはもちろん、食べすぎを防ぐことができます。
一度に大量の食事をすると、胃腸は一生懸命に消化・吸収しようと活発に働くため、たくさんの血液が消化器系の臓器に使われます。
そうすると全身をめぐるべき血液は減ってしまい、頭皮の毛細血管への血液も減ってしまいます。
〈その2へ続く〉
⭐️少食だからこそ食事の質にはこだわろう!⭐️
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