今回は育毛と腎臓の働きについてご紹介いたします。
東洋医学では髪は五臓のひとつである「腎」と関わりが深いと言われています。
*五臓:肝・心・脾・肺・腎
腎臓は体の発育と生殖に影響するため、腎臓の衰えが抜け毛や白髪など様々な老化症状に繋がります。
このため育毛を行うためには、腎臓の働きを高める食生活が重要になってきます。
Contents
腎臓とは
腎臓は体の腰のよりやや高い位置の背中側に、背骨を挟んで左右1個ずつあります。
右の腎臓は肝臓に押し下げられて、左の腎臓よりも少し低い位置にあります。
ソラマメのような形をしていて大きさはこぶし大で重量は120~150g程度です。

腎臓の役割
腎臓の役割①~老廃物を体から追い出す~
腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれます。
また、体に必要なものは再吸収し、体内に留める働きをしています。
腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物などが体に蓄積し尿毒症になります。
頭皮には毒素がたまりやすいため、毒素がたまると頭皮の環境が悪くなって薄毛の原因になってしまいます。
毒素が多すぎると髪の毛で吸収しきれなくなっちゃうのよね。
腎臓の役割②~血液を作る司令塔~
血液(赤血球)は骨髄の中にある細胞が、腎臓から出るホルモン(エリスロポエチン)の刺激を受けてつくられます。
腎臓の働きが悪くなると、このホルモンが出てこなくなってしまうため、血液が十分につくられず貧血になることがあります。
そのため血流が悪いと髪は栄養失調になってしまいます。
腎臓の役割③~血圧の調整~
腎臓は、塩分と水分の排出量をコントロールすることによって血圧を調整しています。
血圧が高いときは、塩分と水分の排出量を増加させることで血圧を下げ、血圧が低いときは、塩分と水分の排出量を減少させることで血圧を上げます。また、腎臓は血圧を維持するホルモンを分泌し、血圧が低いときに血圧を上げます。
腎臓と血圧は密接に関係し、腎臓の働きの低下によって高血圧になることもあります。
腎臓を健康にするために食生活
腎臓に良い食生活①~腎臓の働きを守るためには「減塩」が大切~
食生活ではまず、塩分の摂り過ぎに注意しましょう。
腎臓は食事として摂取した塩分を尿として排泄するという働きをしています。そのため、塩分を摂り過ぎると、過剰排泄となり、腎臓に大きな負担がかかります。
1日の食塩摂取の目安量は男性は8g未満、女性は7g未満となっています。
なお血圧の高い人の目標は6g未満と言われています。
ちなみに私はこれまで焼き魚にはたっぷりの醤油をかけていたのですが、今は醤油をかけないようにしています。
腎臓に良い食生活②~「たんぱく質」の摂取量をコントロールする~
腎臓は食事として摂取した「たんぱく質」を代謝(エネルギーとして吸収)し、尿素やクレアチニンなどの老廃物を尿として排泄しています。
たんぱく質を多く摂り過ぎると、腎臓からしか排泄することができない尿素やクレアチニンなどが体内で増加し、腎臓への大きな負担になります。
どちらかというとタンパク質を意識するよりも、食事そのものを食べすぎない意識が大切そうね。
腎臓に良い食生活③~「水分」を積極的に摂取する~
腎臓には体の水分量を調節する働きがあります。
適度な水分補給を行わないと脱水症状を引き起こし、腎臓に負担をかけてしまいます。
腎臓に負担をかけないためにも水分補給をこまめに行うことが大切です。
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