前髪くせ毛改善・育毛ラボ
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前髪くせ毛改善関係

【ちりちりする前髪をドライヤーやヘアアイロンでセットするのは危険!?】柔らかい猫っ毛はくせを悪化させる (記事NO92)

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前髪くせ毛に悩む紳士淑女の中には、毎朝うねってしまう前髪くせ毛をドライヤーやヘアアイロンを使って伸ばしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

確かにネットでくせ毛の治し方を検索すると、様々なドライヤーやヘアアイロンのテクニックが出てきます。

しかしくせ毛の髪質によっては、毎朝のドライヤーなどが前髪くせ毛を大きく悪化させてしまう可能性もあるのです。

今回は髪質によってなぜくせ毛の治し方が変わってくるのか、説明させていただきます。

まず結論から申しますと、

○柔らかい前髪くせ毛を治す方法

⇨(髪のボリュームアップまたは維持をしながら)くせ毛を治すことが目標

⇨そのためにはコルテックスを水分から如何にして守るかが重要

⇨コルテックスを守るためには、髪の表面についている皮脂量がポイント

⇨毎朝ドライヤー等を使用すると、皮脂量が減ってしまいくせ毛は悪化する

○硬い前髪くせ毛を治す方法

⇨(髪のボリュームダウンをしながら)くせ毛を治すことが目標

⇨そのためにはコルテックスの形を無理矢理にでも変えてあげることが重要

⇨髪の表面についている皮脂はあまり関係ない

⇨毎朝ヘアアイロンを使用し、コルテックスの形を矯正することでくせ毛は改善する

となります。

前髪くせ毛が悪化する原因~コルテックスを水分から守ろう~

まず前髪くせ毛が悪化してしまう原因ですが、大きな原因の1つとして、コルテックスがあります。

コルテックスは髪の硬さや太さ、そしてくせ毛の度合いに大きく影響します。

コルテックスには、

・水分を含むと(雨の日に外にいると)膨張する性質

・オルソコルテックスとパラコルテックスは膨張率に差がある

(オルソコルテックスは膨張しやすく、パラコルテックスは膨張しにく)

この2つの性質があり、また髪の毛には、

丸い断面=ストレート

いびつな断面=くせ毛

という性質があります。

まぁ坊
まぁ坊
くせ毛の人はオルソコルテックスとパラコルテックスが均等に並んでいないため、水分を含むと変な形に膨張し、くせ毛が悪化してしまうんですね。

嫁様
嫁様
逆に直毛の人は、2つのコルテックスが均一に並んでいるため、膨張したとしても綺麗な丸のまま膨張するからくせ毛にはならないのね。

そのためくせ毛を治すためには如何にコルテックスを水分から守るかが重要になってきます。

髪質に合った対策をしよう

前髪くせ毛はその硬さによって改善方法が異なります。

例えば猫っ毛のような髪の毛が柔らかいくせ毛の方であれば、髪のボリューム(髪の硬さ)を無くさずに、くせ毛を改善したいのではないかと思います。

一方で硬い前髪くせ毛の方であれば、ボリュームを抑えつつ、くせ毛を改善したいものと思います。

このように、髪の硬さによって目的が変わってくるため、対応法も変わってくるのです。

柔らかい前髪くせ毛

=髪のボリュームを落とさず(又は維持したまま)くせ毛改善

硬い前髪くせ毛

=髪のボリュームを落としてくせ毛改善

柔らかい前髪くせ毛の対応策~朝のドライヤーやヘアアイロンは危険~

くせ毛にならないためには、髪の断面を丸のまま維持する必要があり、そのためにはコルテックスを水分から守る必要があります。

普段はコルテックスの周りには、うろこ状のキューティクルが張り付いており、コルテックスを守ってくれているのですが、

キューティクルは水分を含むと膨らんで立ち上がってしまうため、コルテックスを守れなくなってしまうのです。

まぁ坊
まぁ坊
コルテックスを水分から守るためには、キューティクルも水分から守らなくてはいけないということですね。

そこで重要なのが髪の一番外側にある皮脂になります。

よく若い人の皮膚は皮脂があるため、皮膚がピチピチしていると言われ、

逆に年配の方は皮脂が少ないため、肌が乾燥しやすいと言われますが、

髪にも同様のことが言えます。

髪は、キューティクルの外側にある18-MEA通して、頭皮の皮脂が髪全体の流れるようになっています。

髪の表面の皮脂が多いと、皮脂が髪を保護してくれるのです。

まぁ坊
まぁ坊
もちろん過剰な皮脂は髪をベタベタにしてしまうので、あくまでも適量の皮脂が重要ですね。

嫁様
嫁様
くせ毛になってしまう人は、髪の皮脂量が少ない傾向があるようね。

このように髪の皮脂がくせ毛を治す鍵となる、柔らかい前髪くせ毛の場合、

髪を一度濡らしてドライヤーでセットしたり、ストレートアイロンを使用したりすることは、髪の皮脂量を減らしてしまうことにつながるためお勧めできません。

毎日前髪くせ毛のセットを続けることで、皮脂のバランスが崩れ続け、前髪髪くせ毛はどんどん悪化してしまいます。

髪のボリュームを落とさずに、くせ毛を改善する方法はとても難しく、現状ではアズマ商事というメーカーが出している馬油シャンプーを使い続ける以外に方法はありません。

もし根本的に柔らかい前髪くせ毛の改善を考えれるるのであれば、こちらの記事をご覧いただければと思います。

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硬い前髪くせ毛の対応策~朝のヘアアイロンでくせ毛を治そう~

硬いくせ毛の場合に柔らかいくせ毛と同じような対応をしてしまうと、髪の毛のボリュームが出すぎてしまい、髪の毛はまとまんなくなってしまいます。

硬いくせ毛の場合は、コルテックスも硬くクセが強いことから、

いびつな形の髪(コルテックス)を強引に綺麗な髪の形に変えてしまったほうが、髪の収まりが良くなります。

まぁ坊
まぁ坊
先ほど、丸い断面=ストレートとお伝えしましたが、

綺麗な丸ではなくても、いびつな断面でなければ髪はクセが抑えられます。

嫁様
嫁様
だからヘアアイロンがいいということね。

アメーバ状のようにいびつな形をしているくせ毛をヘアアイロンを使ってある程度形を整えてあげることで、クセが抑えられるということね。

まぁ坊
まぁ坊
ヘアアイロンは、熱を使って髪の毛を柔らかくしながら、髪を潰して形を整えるものなので、完全なストレートとまではいかないかもしれませんが、かなりくせは抑えられると思います。

嫁様
嫁様
だからと言って、柔らかい前髪くせ毛に人がヘアアイロンを使ってしまうと、髪のボリュームがなくなりすぎてしまったり、切れ毛になったりしてしまうということね。

まぁ坊
まぁ坊
ですね。

なお、硬い前髪くせ毛を治すためには、縮毛矯正が一番おすすめです。

ボリュームとクセが両方抑えられますし、しばらくはくせ毛から完全に解放されますからね。

嫁様
嫁様
私はボリュームを抑えるために定期的に縮毛矯正をしているわ。

まぁ坊
まぁ坊
私のような猫っ毛の人は、縮毛矯正やヘアアイロンは絶対やめましょう。

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