アスタキサンチンという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
鮭などに含まれている赤い成分の素のことですが、ただ美味しそうに見えるだけではありません。
実はものすごい育毛効果があるのです。
今回はそんなアスタキサンチンの育毛効果について見てみましょう!
Contents
アスタキサンチンとは
アスタキサンチンとは自然界に存在する、天然の赤い色素のことで、鮭やエビ、カニなどに多く含まれています。
もともとは藻類に含まれている物質で、紫外線の酸化ストレスを軽減する性質を備えています。
冒頭でもお伝えしたようにアスタキサンチンは鮭身の赤色の素なのですが、実は、鮭は本来白身の魚なのです。
生まれたときはアスタキサンチンを持っていません。
では、どのように摂取するのでしょうか。
答えは「藻類」です。
鮭は回遊中に藻類を大量に食べて体内にアスタキサンチンを蓄積し、生まれ故郷の川で産卵するため、急流に負けず遡上する力を養っているのです。
川を遡る途中で鮭は激しい運動をしなければならず、同時に大量の紫外線を浴び、さまざまな感染症との戦いも強いられます。
アスタキサンチンは、その過酷な状況に対抗するためのエネルギー源というわけです。
アスタキサンチンの育毛効果①~抗酸化作用~
アスタキサンチンを摂取することで強い抗酸化作用が得られます。
アスタキサンチンが育毛に効果的なのはこの抗酸化作用によるものです。
では、抗酸化作用とはどのようなものなのでしょうか?
私たち人間も含めて、動物は生きていくために酸素が不可欠です。
しかし動物の体内では「活性酸素」という、通常よりも活発にはたらく酸素が発生することがあります。
活性酸素は細菌やウイルスを撃退することもありますが、からだの老化や病気の原因にもなるため活性酸素が増えすぎることは好ましくありません。
そこで活性酸素の働きを抑えてくれる作用が抗酸化作用となります。
アスタキサンチンにはものすごい抗酸化作用がある!
ビタミンEの約550倍~約1000倍、野菜に含まれるβ(ベータ)カロテンの約40倍、さらに化粧品、サプリメントなどでおなじみになったコエンザイムQ10の約800倍という報告もあるのです。
こうしたパワーを秘めていることから、アスタキサンチンには「自然界最強の抗酸化成分」との別名もあるほどです。
そもそも活性酸素がからだに悪いのは、酸化を起こしやすいことが理由になります。
酸化とは、物質と酸素が結びつく反応のことを表します。例えば金属が錆びていくのも、酸化が起きているためです。
同じように活性酸素がからだの細胞と結びつくと、酸化が起きて細胞は錆びついてしまいます。
頭皮の細胞もまた酸化することがあり、薄毛や抜け毛につながることもあります。アスタキサンチンの抗酸化作用は活性酸素から体内の細胞を守ってくれるため、育毛に効果的です。
血管が酸化すると、血管の柔軟性がなくなり固くなってしまいます。
血管が硬くなることで、血管内に脂質などがつきやすくなり、血液の流れが悪くなってしまいます。
アスタキサンチンの育毛効果②~IGF-1~
アスタキサンチンは、IGF-1(インスリン様成長因子)を増やすはたらきがあることも分かっています。
IGF-1は、髪の毛の成長を促進させる物質と知られています。なぜならIGF-1は、毛母細胞の細胞分裂を促してくれるからです。
髪の毛は、毛根に存在する毛母細胞が細胞分裂をすることで成長していきます。つまりアスタキサンチンがIGF-1を増やし、IGF-1が毛母細胞にはたらきかけることで髪の毛も成長しやすくなります。
赤い野菜にもアスタキサンチンは含まれている
アスタキサンチンは赤野菜にも多く含まれています。
色の赤い野菜に多く含まれており、アスタキサンチンが多く含まれる野菜といえばトマト、人参、赤ピーマンなどがあります。
トマトに多く含まれるリコピンや、人参に多く含まれるカロテンはアスタキサンチンの仲間です。
お昼は手作り鮭弁当にしよう
皆さんは職場のお昼はどうされていますでしょうか?
外食やコンビニなどのお弁当にされている方も多いのではないでしょうか。
もちろんそれでも十分ですが、
慣れれば5分くらいでお弁当を作れるので簡単です。
サプリメントもおすすめ
どうしても時間がないという方やしっかりとアスタキサンチンを摂取したい方は、サプリメントもおすすめです。
アスタキサンチンは1日に12mg摂取すると効果的と言われていますが、食品から十分な量を摂取することは以外と難しいものです。
⭐️アスタキサンチンのサプリメントを見てみる⭐️

おすすめの関連記事



⭐️食事の質にはこだわろう!⭐️