大豆が体に良いとは耳にしますが、実際に身体にどのような効果があるのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。
例えば大豆に含まれる「大豆イソフラボン」という成分は、薄毛対策に効果的と言われることがあります。
この記事では実際に大豆にはどのような育毛効果があるのかや、効果的な大豆の摂取方法をお伝えいたします。
大豆の育毛効果①~大豆イソフラボン~
豆乳には「大豆イソフラボン」という女性ホルモンに似た働きを持つ成分が含まれています。女性ホルモンのエストロゲンに科学構造が似ていることもあり、「植物エストロゲン」とも呼ばれています。
大豆イソフラボンにはAGAの原因となるとされる「5αリダクターゼ(還元酵素)」の働きを抑制する作用があると言われているため、抜け毛や薄毛を予防してくれる可能性があります。
その他髪にハリ・ツヤを与えたり、お肌の新陳代謝を促進するなどの働きがあると言われています。
イソフラボンはポリフェノールの一種で、多くの植物に含まれる天然成分です。
ポリフェノールにはイソフラボン以外にもカテキンやアントシアニンなど複数の種類があり、それぞれ効果や効能が異なります。
例えばお茶などに多く含まれるカテキンはコレステロールを下げたり血圧を下げる作用がありますが、イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをすることが知られています。
そのため、女性の更年期障害の症状軽減などを目的にイソフラボンの摂取を考える人も多いようです。
女性ホルモンと似た働きをする作用を利用して薄毛の予防や改善に用いられることもあり、女性だけでなく男性もその恩恵を受け取ることができます。
大豆の育毛効果②~タンパク質~
大豆は、植物性の食品のなかでもタンパク質を多く含む食材です。
畑の肉”と呼ばれるだけあって、タンパク質量は肉類とほぼ同じです。
タンパク質の栄養価の評価法として、アミノ酸スコアというものがありますが、アミノ酸スコアの満点は100で、100に近ければ近いほど良質なタンパク質と言われています。
実は以前、大豆タンパク質のアミノ酸スコアは過少評価されていましたが、現在では満点の100とされています。
吸収率も高く、95%以上です。体内でほぼ完全利用できるタンパク質です。
髪の栄養素としてしっかりと補給してあげましょう。
大豆の育毛効果③~大豆サポニン~
大豆サポニンはイソフラボンと同じように抗酸化成分を兼ね備えています。
サポニンが活性酵素により酸化を防ぎ、髪を作る細胞に栄養を届けてくれます。
血中のコレステロールが悪玉になるのを防ぐ役割があり、血液をサラサラの状態に保ち、栄養成分を行き渡りやすくします。
大豆の育毛効果④~その他~
○レシチン
レシチンは「乳化作用」の役割があります。血液中の悪玉コレステロールを溶かし、血流を良くするので栄養を髪の成分まで届けやすくします。
○リノール酸
リノール酸は不飽和脂肪酸の1つです。不飽和脂肪酸とは、体内で合成できない栄養素のことで、主に魚に含まれています。
動脈硬化やコレステロールを下げる働きをするので、大豆サポニンやレシチンと同じように、髪に栄養素を届けやすくするための調整をおこないます。
○オリゴ糖
オリゴ糖は腸内環境を整えて善玉菌を増やします。善玉菌が増えると便通が良くなるので、お肌の調子を整えてくれます。
○ビタミンB群
ビタミンB群にはさまざまな種類がありますが、特にビタミンB6は悪玉コレステロールの蓄積を防ぎ、薄毛予防になります。悪玉コレステロールが血流の流れの邪魔をしないように、スムーズに栄養が行き渡るようにします。
○ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があり、イソフラボンや大豆サポニンと同じように髪に栄養素を届けやすくする役割があります。
コスパは大豆の水煮が最高!
大豆イソフラボンは、1日当たり70~75mgが安全な摂取量です。
納豆1パック(45g)には33mgの大豆イソフラボンが含まれています。
1日に納豆2パック(合計90g)食べても大豆イソフラボン66mgになる計算です。
豆乳ならコップ1杯半(約300g)で大豆イソフラボン74.4mgを体内に補給できます。(豆乳によって大豆イソフラボンの含有量は異なる)
でも豆乳は少し高いんですよね。
豆乳を毎日続けるときに気になるのが価格です。無調整豆乳の場合、200ml入り1パック100円ほどの価格で購入できます。
1日1パック200ml入りの無調整豆乳を飲んだ場合、1か月で3,000円ほどのコストがかかる計算です。
もしそれが大豆の水煮なら3kgで1,000~2,000円くらいで買えます。
ひじきなどの煮物に合わせて食べるというのもいいですね。
⭐️大豆の水煮を見てみる⭐️

⭐️豆乳を見てみる⭐️

まとめ
今回は薄毛予防のスーパーフード大豆のうま煮についてご紹介させていただきました。
日々の食事に大豆の水煮やうま煮をプラスするだけで、将来に大きく差が出てきます。
医食同源というように、毎日の食事は薬と同じような意味があると言われますので、日々のちょっとした育毛の意識を持って、将来フサフサを目指しましょう!
おすすめの関連記事



⭐️食事の質にはこだわろう!⭐️