「あれ?つむじが広がってる!?」
皆様も1度は合わせ鏡でつむじを見たことがあるのではないでしょうか。
つむじの広さを気に始めると、どんどん悪い方向に考えてしまい、他人に後頭部を見られることが怖くなってしまいます。
特に10~20代の若い世代で気にする方が多いようです。
両親や祖父母が薄毛の場合、きっと自分も薄毛になるに違いないと、どんどんネガティブになってしまうものです。
その状態でなんとなく育毛剤などを使い始めて、その育毛剤が原因で薄毛になってしまう場合もあるのです。
今回はそんな負のスパイラルに陥らないように、自分が本当に薄毛なのかを客観的に判断する5つの方法をご紹介いたします。
方法①~マイクロスコープ
専用スコープを用いて頭皮を観察し、正常な毛髪の基準となる後頭部と比較して頭頂部や前頭部の髪の毛が細かったり短かったり、また毛穴から生えている本数が少なかったりするものが見られれば薄毛と判断します。
無料でカウンセリングやスコープによる確認をしてくれるクリニックは結構ありますね。
方法②~抜け毛の太さや長さ
毛の成長のサイクルをヘアサイクルと言います。
ヘアサイクルは、
○成長期(毛が成長する時期、4~6年)
○退行期(毛の成長が止まり、毛が抜ける時期、2~3週間)
○休止期(毛が抜け落ちて次の毛が生える準備の期間、数カ月)
があり、それらを繰り返しています。
毛髪は1本1本ヘアサイクルの期間や時期が異なり、脱毛の時期がランダムにずれるため、通常は一度にまとめて抜けることはありません。
薄毛の場合、ヘアサイクルが短くなります。
つまり、成長期が短くなり、すぐに退行期から休止期に移行してしまいます。そのため、抜け毛が増えます。
ヘアサイクルが乱れた抜け毛の場合、うぶ毛のような細く短い髪の毛が多くなります。
仮に洗髪時に抜け毛が100本あっても、太さや長さがしっかりした毛であれば問題なく、逆に抜け毛が10本でも、全て細い毛や短い毛であれば薄毛の可能性があるということです。
洗髪の時は髪が濡れてしまってるから、抜け毛の状態はあんまり分からないかもね。
ドライヤーで髪を乾かしている時の抜け毛を見てみるといいかもしれないわ。
方法③~抜け毛の先端の白い塊
毛根に白い塊が付いている場合、 毛根鞘(もうこんしょう) と 皮脂 、2つのケースが考えられます。
毛根鞘(もうこんしょう):毛根に薄い膜のようなものが付着している状態
皮脂:白い塊がたくさん付着している状態
白いフケのような塊だと皮脂ですね。
○毛根鞘の場合
毛根鞘とは、毛根の周囲にあり、 髪の毛を頭皮に繋ぎ止める役割のある組織のことです。
薄い膜のようなもので、髪の毛が抜けた時に毛根部に付着する場合があります。
毛根鞘の場合、 自然な抜け毛なため問題ありません。
○皮脂の場合
髪の毛の根本部分に 白い塊が多く付いている場合は皮脂 の可能性が高いです。
抜けた髪の毛の根元に皮脂が付着する原因は、皮脂が過剰に分泌され、毛穴に溜まっているからです。
この場合、シャンプー不足やシャンプーのすすぎ残しといった頭皮のケア不足が考えられます。
また、頭皮の環境が悪くなっている可能性もあり、脱毛の原因になってしまう場合もあります。
実は危険!?毛根が黒い場合
毛根全体が黒くなっている場合は、異常脱毛の可能性が高いです。
通常、自然脱毛で抜けた髪の毛の毛根は、先端が白っぽくなっています。
また毛根は健康な状態では血流がよく、円滑に栄養を吸収できていますので、黒ずむことがありません。
しかし、ストレスや冷えなどによって、血行が悪くなるとスムーズに栄養を供給することができず、徐々に黒ずんでいきます。
黒ずんでいる毛根が全て異常脱毛というわけではありませんが、他の抜け毛もよく観察し、黒ずんだ抜け毛が多くないかチェックしましょう。
方法④~頭皮の硬さ
2015年にあるメーカーが、30~40代の男性65人を対象に【薄毛の人】と【薄毛でない人】の2グループに分けて頭皮の硬さと水分量を測定しました。
その結果【薄毛の人グループ】は【薄毛でない人グループ】に比べて頭皮が固く、水分量も少ないことがわかりました。
つまり『薄毛の人は総じて頭皮が硬い』ということになります。
このことから頭皮の硬さは薄毛に影響していると言えそうです。
頭皮の硬さ セルフチェックのやり方
1. 顔全体が映るサイズの鏡を用意して、その前に座る。
2. おでこを人差し指で触り、上下左右に皮膚を動かす(1cm程度皮膚が動くはず)。
3. 耳の上あたり(側頭部)の頭皮を同じように触り、上下左右に動かす。
4. つむじのあたり(頭頂部)の頭皮を同じように触り、上下左右に動かす。
このセルフチェックで、おでこの皮膚が動いた幅と同じくらい(約1cm)、側頭部と頭頂部の頭皮も動くのがベスト。
人によっては、側頭部や頭頂部のどちらかだけが硬いという場合もあります。
硬い場合は、頭皮マッサージや、ブラッシングを取り入れて、頭皮の血流を促しましょう。
⭐️マッサージブラシを見てみる⭐️

方法⑤~AGAのなりやすさが分かるキット
皆様が薄毛と聞くと一番最初に思い浮かぶのが「AGA」という言葉ではないでしょうか。
以前はAGAかどうかを判断するためには、専門のクリニックでの血液検査などが必要でしたが、現在は自宅でも簡単に検査することができるようになりました。
毛髪ホルモン量測定キットは、毛髪内のDHT量を測ってAGAのリスクを判定できるキットです。
今生え際の薄毛が気になっている方だけでなく、両親や祖父が薄毛なので遺伝で薄毛になるのか心配な方も、自身のAGAリスクを把握することで早めの対策を行うきっかけとなります。
また、毛髪ホルモン量測定キットに必要な毛髪量は5-10本であることも特徴です。
自宅で検査を受けられ、髪の毛を送付後は約2~3週間で検査結果レポートをメールで送付されます。
客観的に判断できますからね。
⭐️毛髪ホルモン量測定キットを見てみる⭐️

まとめ
よく問題ない抜け毛の量は、1日70-100本程度と言われますが、実際に自分の抜け毛が、どのくらいの量なのか知ることはなかなかできません。
さらに嫌なことに、見た目で薄毛を判断できるような段階では、すでにある程度薄毛が進行していることもよくあります。
例えば「薄毛が6ヶ月前から気になり始めた」という方の薄毛の進行度を見ると4、5年は経過、進行した薄毛であることが多いそうです。
そんな致命的な状態になる前に、日頃から抜け毛と向かい合って行きましょう!
薄毛の判断基準
①マイクロスコープを使う
②抜け毛の太さや長さを確認
③抜け毛の毛根を確認
④頭皮の硬さを確認
⑤AGAの判断キットを使う
⭐️AGA治療薬フィナステリドと同等の育毛効果⭐️
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