朝起きた時に口の中が乾燥してる
舌に汚れ(舌苔)がつきやすい
口臭が気になる
いびきが酷い
こんな方は口呼吸になっているかもしれません。
口呼吸とはいうのは、鼻呼吸のようにフィルターを通せないため、実は健康上でとても良くないとされ、喉の乾燥によって風邪をひきやすかったり、歯並びが悪くなったり、顎の発達が悪くなってしまうなどの研究結果も発表されています。
またそれだけではなく、口呼吸は薄毛や白髪の原因にもなってしまうそうなのです。
そこで口呼吸と髪の関係について見ていきたいと思います。
Contents
口呼吸が髪に悪い理由①~体内の二酸化炭素が減るため~
よく口呼吸は鼻呼吸に比べて呼吸が浅いと思われがちですが、実は息苦しいと感じる時ほど、楽に酸素を体内に取り込める口呼吸に頼りがちになり、必要以上に二酸化炭素を排出してしまい、血液中の二酸化炭素濃度が低下してしまいがちです。
これはとても良くないことです。
なぜなら動脈中の二酸化炭素の濃度が低下すると、各臓器に酸素を補給する動脈が収縮して細くなり、末梢の毛細血管まで血液が送られにくくなります。
仮に毛細血管へ血液が到達できたとしても、酸素を運んでくれている赤血球が細胞近くの毛細血管のところで酸素を手放しにくくなってしまうのです。
つまり細胞全部に酸素が十分に届かなくなってしまうのです。
深呼吸を続けていると手足がしびれて、筋肉が硬直してしまう過換気症候群はその極端な状態です。
ずっと口呼吸の人は軽い過換気症候群が続いていることになるのです。
口呼吸が髪に悪い理由②~活性酸素が増えるため~
軽い過換気症候群が続くことで、体内で活性酸素の大量発生が関係しています。
気道を通ってウイルスがダイレクトに体内に侵入すると、それを攻撃して無効化するために大量の活性酸素が体内で発生しますが、この活性酸素によってあらゆる細胞が酸化ダメージを受けてしまいます。
髪が育つには1日に約10億個の毛母細胞が活発に細胞分裂している状態でなければいけません。
口呼吸によって体内に大量に発生した活性酸素が毛母細胞にダメージを与えることで正常に髪が育たなくなるということが考えられるのです。
口呼吸が髪に悪い理由③~自律神経が乱れるため~
呼吸は自律神経が司っていますが、自分でも意識的に変えることができる部分です。
普段から口呼吸になっている場合は、自律神経が乱れている可能性も高いです。
自律神経は、身体や頭が活発に働くときの交感神経と、リラックスしているときや眠っているときに働く副交感神経に分かれています。
自律神経が乱れて交感神経が優位な状態のときは血管が収縮して血流が悪くなり、頭皮に張り巡らされた毛細血管にも影響し、抜け毛に繋がります。
逆に副交感神経が優位な状態のときは、血管が拡張して血液の流れが良好になり、毛細血管のすみずみまで血液が行き渡りやすくなりますので、栄養も運ばれ育毛に良い状態になります。
自律神経の乱れは抜け毛や白髪の原因を作ることにもなりますので、これを機会に鼻呼吸を意識してみると良いでしょう。
鼻呼吸にするためのトレーニングをやってみよう!
1つ目は習慣的な口呼吸の人は、口を閉じる筋肉(口輪筋)の力が低下しているのでその対策です。「あいうべ体操」という口輪筋を鍛える方法が有効です。「あ~、い~、う~、べ~」とクチャ下を大きく動かす事がコツです。
声を出す必要はありません。1日30回すると、約1ヶ月で口呼吸が改善してくるでしょう。
これを実行しているある小学校では、冬にインフルエンザにかかる子供が9割も減ったという事です。
2つ目の方法は、睡眠中に口が開いて口呼吸にならないように口の上下にテープを貼る方法です。
「あいうべ体操」と並行して行うと良いでしょう。
12mm幅のサージカルテープやマウステープを手に入れます。就寝前にテープを上下の唇をまたいで真ん中で縦にゆったりと貼ります。慣れてきたら貼って寝てください。
知らぬ間に外していても構いません。テープに慣れるにしたがって朝に口の中がカラカラにならず、眠りの質が上がるのを自覚できるでしょう。
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まとめ
今回は呼吸と髪の関係についてご紹介いたしました。
人生で数えられないほど行う呼吸だからこそ、質の高い呼吸を行って、髪だけではなく心身共に健康でありたいですね。
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