普段の食事の際に、よく噛むだけで「髪が生える」「白髪がなくなる」とは言えませんが、毎日よく噛むことを意識するだけで、少しですが確実に、髪や胃腸に良い効果があります。
健康な髪を作るためには、ちょっとしたことの積み重ねがとても大事ですので、よく噛んで毎日、髪貯金をしていきましょう!
Contents
咀嚼数を増やすメリット①~胃腸の働きを助ける~
食べ物をよく噛むことによってお口の中で消化され、胃腸の負担を軽減します。
よく噛むことで唾液からアミラーゼという酵素が出され、ご飯などのでんぷんを糖に変えるのです。これにより胃腸は食物を消化しやすくなります。
もし食べ物をよく噛まずに食べると、大きな固形のまま胃に送られることになり、胃の消化液のみで、食べ物をドロドロの液体まで分解しなければいけなくなります。
そうすると胃に負担をかけるだけではなく、消化酵素が多く使われることになり、消化酵素が多く使われると、代謝酵素の量が減ってしまい、髪の成長に必要な毛母細胞や髪を黒く染めるメラノサイトの働きを弱くしてしまいます。
酵素は私たち人間や動物はもちろん、植物など全ての生命(いのち)あるものに存在しています。
私たちの体の中で起こるほとんどの化学反応は、酵素がなければ起こりません。
つまり酵素は細胞を働かせる触媒のようなものと言えます。
体内酵素は食べ物の消化・吸収・分解・排泄や新陳代謝の促進、ホルモンバランスの調整などの働きがあり、髪の成長に不可欠なものなのです。
○消化酵素
文字通り食べた物の消化を助け、消化器内で分泌される酵素で食欲を増進します。
○代謝酵素
吸収された栄養を体の細胞に届けて新陳代謝をよくし、体の悪い部分に作用して自然治癒力や免疫力を高める役割をしてくれます。
咀嚼数を増やすメリット②~ストレス解消~
脳内には、扁桃体と呼ばれる、視覚や聴覚など五感から入った刺激が、快か不快かを判別する部位があります。
食事の際によく噛むと扁桃体の活動が抑えられ、不快という信号が大脳に送られにくくなり、ストレスを感じにくくなります。
人を対象に、嫌な音を聴いてもらいながらガムを噛んでもらう実験があります。
嫌な音を聴くと、血中のストレス物質が増え、扁桃体の活動が上昇しました。
ところが、嫌な音を聴きながらガムを噛んでもらうと、血中のストレス物質の量が減少し、扁桃体の活動がガムを噛んでいない場合に比べて低下したのです。
咀嚼数を増やすメリット③~若返りホルモン分泌~
よく噛んで食べるメリットとして意外なのは、美容効果も期待できるという点で、実はこれも唾液によるメリットなのです。
唾液にはパロチンという成分が含まれていますが、この成分は別名「若返りホルモン」と呼ばれており、髪の毛の発育や肌の代謝を促す美容効果をもっています。
さらに唾液にはEGFという成分も含まれています。
EGFとは、皮膚や骨などの成長・代謝の調節に重要な役割を果たしているグロースファクターの一つであり、特に美容効果が期待できます。
このような成分が、唾液に含まれているため、咀嚼回数を増やして唾液が分泌されやすい環境を整えることが大切だと言えるでしょう。
冗談みたいな話だけど、科学的にも検証されているらしいわ。
唾液の作用を十分に発揮するために重要なのは、「鼻呼吸」をすることです。
普段口で呼吸してしまいがちなお口ポカンの人は唾液がいっぱい出たとしてもすぐに乾燥してしまい、唾液の効果が十分に発揮できません。
咀嚼数を増やすメリット④~幸せホルモン分泌~
『幸せホルモン』とも呼ばれ、心の安定に欠かせない脳内物質「セロトニン」は、咀嚼により増加することがわかっています。
分泌量が減少すると、不安になったり落ち込みやすくなったりするほか、目覚めも悪くなり、集中力も低下します。
「セロトニン」は、一定のリズムで同じ動きをくり返す『リズム運動』を行うと活性化します。
物を噛むという行為は、誰でも日常的に行うので、最も手軽なリズム運動が、“咀嚼・噛むこと”といえます。
咀嚼数を増やすメリット⑤~肥満予防~
咀嚼数が増えると、脳の中の満腹中枢が活発になります。
満腹中枢は、満腹感を生じさせることで食べ過ぎを予防します。
時間をかけて、よく噛んで食べることで、満腹感を長持ちさせることができます。
食べる量を減らしながらも、満足感を得ることができるので、ダイエット効果を期待できます。
よくいわれる「一口30回」の根拠とは?
「よく噛む」とは、具体的にどれくらいの回数を指すのでしょう。
「一口30回」が理想の回数と一般的にいわれがちですが、実際に30回噛むと、食べ物の形がまったくなくなって気持ち悪さを感じることもありますよね。
特定非営利活動法人 日本咀嚼学会の研究によると、30回というのは、生のニンジンやナッツ類などの固形物を噛む際、消化不良を起こさない理想の回数だそうです。
30回はあくまでも基準の数。まずは、意識的に噛む回数を増やそうという心がけが大事です。
よく噛む習慣ができると、食べ物が喉を通ったときに、小さな固形であっても『飲み込んだ』という感覚を抱くようになります。そばやうどんなど、“のどごし”を味わうとされているものであっても、噛む習慣をつけることが大切です。
育毛特化のガムを知っていますか?
一部のガムに含まれている「POs-Ca」というリン酸化オリゴ糖カルシウムが、毛髪の成長因子を増やすことが証明されたそうです。
「POs-Ca」は、本来歯の再石灰化促進や虫歯予防のためにガムに配合されていたものです。
原料もジャガイモ澱粉から抽出されたカルシウムの一種のため、アレルギーなどへの不安も少ないです。
薄毛予防に取り組んでいる方は、この「POs-Ca」が多く含まれているガムを選ぶと、より効果的なケアになルカもしれませんね!
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まとめ
今回は咀嚼の効果についてご紹介させていただきました。
いつもの食事で少しだけでも多く噛むことで、髪や腸の調子をよくしたり、ストレスを解消したりとたくさんの健康効果が得られます。
その効果はほんの少しかもしれませんが、リスクが全くない薄毛予防・白髪予防の方法になりますので、毎日意識して行えれば、普段飲んでいる薬やサプリの効果も上がることでしょう!