【MCTオイルで薄毛（ハゲ）予防、白髪予防】普段の食べ物にちょい足しするだけで育毛の食事に大変身！（記事NO165）

髪がふさふさな人の共通点は心の体も健康であること。

ところが人間関係や家族、仕事、将来のことから社会問題まで、私たちの周りにはストレスの種が蔓延！小さなことでイライラ、溜め込みすぎて爆発なんてことも！

放っておいたら、もっと苦しくなって、髪もココロもお肌までボロボロになってしまうかもしれません。

しかしそんな方にとって救世主のオイルがあったのです！なんとダイエットで有名なMCTオイルには強烈な育毛効果やストレス軽減効果があるのです。

まぁ坊

現役の毛髪診断士の私がご説明させていただきます！

Contents

MCTオイルとは
MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果①～抗酸化酵素～
MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果②～IGF-1の増加～
MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果③～脳疲労の緩和～
MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果④～血管が健康になる～
MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果⑤～肥満と薄毛を予防～
１日の摂取量
MCTオイルの選び方
おすすめのMCTオイル５選
まとめ
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MCTオイルとは

MCTオイルとは、Medium Chain Triglyceridesの略称で、ココナッツやパームの種子など、ヤシ科の植物に含まれる天然成分「中鎖脂肪酸」のみで作られているオイルの事を言います。

脂は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられますが、

これを炭素のつながりの長さで分けると「短鎖脂肪酸」、「中鎖脂肪酸」、「長鎖脂肪酸」の3種に分けることもできます。

もともとココナッツや母乳などに含まれており、一般的な油脂である長鎖脂肪酸に比べ長さが短く、水になじみやすい性質を持っています。

まぁ坊

ココナッツオイルだと中鎖脂肪酸が60パーセント程度ですが、MCTオイルは100パーセント中鎖脂肪酸となります。

嫁様

中鎖脂肪酸は一般的な脂の4倍くらいの速さでエネルギーに変わると言われていて、医療現場やプロスポーツ選手の間で重宝されているそうだわ。

MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果①～抗酸化酵素～

MCTオイルは肝臓で分解されるときに、ケトン体というものが生成されます。

ケトン体を構成しているβヒドロキシ酪酸には、活性酸素を無害化する“抗酸化酵素”を作り出します。

体の酸化とは？

活性酸素が増えて、体が酸化すると血管が硬くなり柔軟性を失ってしまうため、血管がボロボロになったり、血管内に脂質などが付着しやすくなってしまい、血液の流れが悪くなってしまいます。

髪は頭皮の毛細血管から酸素や栄養素を得ているため、血液の流れが悪くなると、髪は栄養失調になってしまい薄毛の原因となってしまいます。

「55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由」で有名な藤田紘一郎は育毛にとって糖質制限が重要とおっしゃっており、

そのメカニズムの１つとして、糖質制限をすることで、体内でケトン体が作られやすくなり、そのケトン体の抗酸化作用で薄毛が改善されるということです。

まぁ坊

糖質制限をしなくても、MCTオイルを摂取することで、食事でケトン体を摂取するということですね。

また血液の流れを良くすることは、白髪改善にも必要不可欠です。

髪色はメラニンによって変化し、メラニンが多いほど髪は黒くなります。

逆に髪からメラニンがなくなると白髪になります。

メラニンは毛母細胞の並びにあるメラノサイト（色素形成細胞）で、

アミノ酸のひとつであるチロシンを原料として、チロシナーゼ（メラニン合成酵素）の作用によりつくり出されます。

メラノサイトでつくり出されたメラニンが髪に供給されることで黒髪になります。

まぁ坊

例えるならメラノサイトは黒髪を作る工場で、チロシンとチロシナーゼは材料ですね。

嫁様

材料であるチロシンやチロシナーゼの供給は血液の流れが必須だし、メラノサイトが正常に働くためにも血流は大事ね。

MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果②～IGF-1の増加～

MCTオイルには、IGF-1を増やす効果もあります。

IGF-1には血管を拡張させるNO（一酸化窒素）の産生を促す働きがあり、血管が広がると血液がスムーズに循環するため、頭皮の血行が良くなることも期待できます。

まぁ坊

IGF-1とは体内で作られる栄養素のようなものと考えてもらえれば十分だと思います。

またIGF-1には成長期の期間を長くすることで、毛髪が成長しやすい環境を整える効果もあります。

髪の成長サイクルとは？

毛髪は毛周期というサイクルにそって、伸びたり抜けたりを繰り返しており、成長期→退行期→休止期の流れをずっと繰り返しているのです。

成長期は毛髪が太く長く成長する時期、退行期から休止期は毛髪の成長が止まって抜けていく時期となります。

薄毛の方の髪の毛がなぜ少なくなっていくのかというと、成長期の期間が著しく短くなってしまうためです。

毛髪がしっかりと成長してくべき時期をあっという間に通り越して退行期や休止期に入ってしまうので、毛髪がしっかりと成長しきれません。

嫁様

IGF-1によって成長期が長くなれば、髪の毛が太く長くなるために成長できる期間も長くなるということね。

まぁ坊

成長期が長くなれば、髪も黒くなりやすいですね。

MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果③～脳疲労の緩和～

2011年、ロンドン・グリフィス大の研究では「脳に必要なエネルギーの最大70％まで、ケトン体で供給可能」と報告されています。

特に中鎖脂肪酸100％のMCTオイルは、脳の疲労を一気に取ると言われています。

糖が脳のエネルギーになると言われていますが、甘いものを取って血糖値を上げるより、MCTオイルを摂取したほうが、体にも、脳の疲れにもいいのです。

脳疲労と薄毛の関係は？

脳が疲労すると自律神経が乱れると言われています。

自律神経が乱れることで慢性的な血管の収縮などが起こってしまい、血液の流れが悪くなります。

血液の流れが悪くなることで、髪の栄養不足になり、薄毛の原因となってしまいます。

嫁様

MCTオイルは認知症の予防にも効果があると言われているわ。

脳疲労による自律神経の乱れは、白髪の原因にもなってしまいます。

強いストレスは交感神経に働きかけてノルアドレナリンを放出させ、メラノサイトに影響を与え、白髪になってしまうのです。

まぁ坊

マウスを使った実験では、過剰にストレスがかかったマウスの髪は、色素が抜けてしまったそうです。

（参考文献：強いストレスによって「白髪」になるメカニズムが、実験結果から見えてきた）

MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果④～血管が健康になる～

中鎖脂肪酸には、血管の内側に脂質などが付着するのを予防するホルモンを増加させる働きがあります。

糖尿病予防ホルモンとも呼ばれるアディポネクチンは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンであり、しなやかで健全な血管を維持する効果があるとして注目されています。

高カロリーな食事や運動不足などによって脂肪細胞が増加すると、アディポネクチンの分泌量は減少してしまいます。

また、日本人の約半数が、血液中に含まれるアディポネクチンが低いという遺伝を持っているともいわれています。

中鎖脂肪酸を摂取することによって、血液中のアディポネクチンの濃度を増加させるという試験結果が明らかになっており、中鎖脂肪酸は頭皮の毛細血管の健康維持にも期待できそうです。

まぁ坊

頭皮の毛細血管はとても細いので、詰まりやすいんですよね。

嫁様

薄毛や白髪の人の頭皮を見ると、血液が流れていないゴースト血管が多いらしいわ。

MCTオイルの薄毛改善、白髪改善効果⑤～肥満と薄毛を予防～

中鎖脂肪酸はエネルギーとして分解されやすいため、体に脂肪を付きにくくする効果があります。

これは、中鎖脂肪酸は消化・吸収の際には、そのまま小腸の細胞に吸収され、直接肝臓へと運ばれるという性質によるものです。

「肥満」は、疾病を意味するものではありませんが、肥満を原因として薄毛を引き起こすことがあります。

東京医科歯科大学などの研究グループが、肥満を引き起こす要因が毛包幹細胞にも働きかけ、脱毛を促進する仕組みを明らかにしました。

研究グループは、高脂肪の食事などの生活スタイルや、肥満の遺伝が、脱毛症の発症をどのように促進するかを明らかにする研究に取り組んだそうです。

その結果、肥満を引き起こす要因が、毛包幹細胞にも働きかけ、脱毛を促進していることが分かりました。

さらに、早期から肥満を予防する介入を行うと、毛包幹細胞を維持でき、脱毛症の進行を抑制できることも示されたそうです。

研究は、東京医科歯科大学難治疾患研究所幹細胞医学分野の西村栄美教授(東京大学医科学研究所老化再生生物学分野教授兼任)と森永浩伸プロジェクト助教らの研究グループが、ミシガン大学や東京理科大学などと共同で行ったもの。研究成果は、国際科学誌「Nature」にオンライン掲載されました。

研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「老化メカニズムの解明・制御プロジェクト」や、アデランス社による実用化研究支援などの支援を得て行われました。

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１日の摂取量

MCTオイルの１回の摂取目安は小さじ１~大さじ１杯程度です。

１日の摂取目安としてはｇ当たりで体重の半分ぐらいの量ぐらいです。

（６０kgの人なら３０g（大さじ２杯分））

１度に多く摂りすぎてしまうと、腹痛や下痢などの副作用がでる場合がありますので摂りすぎには注意が必要です。

MCTオイルは沸点が低いため、加熱調理や炒めたり上げたりすると成分が飛んでしまうので、温かい飲み物やスープ、サラダなどに入れると摂取しやすいです。

嫁様

コーヒーに入れると飲みやすいと言われているわ。

まぁ坊

個人的には味噌汁に入れるのがオススメです。

MCTオイルを入れるだけで、すごいコクが出るんですよね。

MCTオイルの選び方

MCTオイルは今やカルディやコストコ、成城石井、久世福商店といった輸入品や製菓材料などを扱うスーパーをはじめ、ドンキホーテやイオンなどでも販売されています。

また、iHerbやAmazonなどの通信販売などでも多く扱われており、購入の際に迷われるかと思います。

MCTオイルは一般的に値段が他のオイルよりも高価であるため、値段で選びたくなるかもしれませんが選ぶ際には次に紹介する点も参考にすると良いでしょう。

○原料

MCTオイルの原料はココナッツ由来のものとパーム由来のものがあります。ココナッツと比べてパームのほうが安定して生産できるため、パーム由来のMCTオイルの方が比較的値段が安くなります。

また、加工食品などに多く含まれる「パームオイル」はパームの実から抽出されたものです。

MCTオイルが抽出される「パーム核オイル」はパームの種子が原料となるため、「パームオイル」とは全く別のオイルとなります。

100％のMCTオイルであればココナッツ由来とパーム由来で安全性や身体への作用などに差はなく、基本的には無味無臭ですがココナッツ由来の製品では若干ココナッツの香りや甘みを感じる場合もあります。

また、MCTオイルの中にはココナッツ由来とパーム由来が混合されているものもあります。

ココナッツ由来のMCTオイルとパーム由来のMCTオイルではどちらの方が優れているということはありません。摂取を続けやすい値段や風味の有無などで好みのものを選ぶと良いでしょう。

選ぶ際に重要なことは、正しく原料名が記載されているかどうかです。

例えば「ヤシ」などのように曖昧な表記となっている場合、パームオイル（アブラヤシ由来）が混合されていても表記的には間違いではなく含まれている可能性も多いにあります。

パームオイルは長鎖脂肪酸を多く含むオイルであるため、100％のMCTオイルと比べると効果が変わることがあります。表記をしっかりと見て選びましょう。

○精製方法

MCTオイルを精製するのに、化学溶剤などを使用する方法と薬などを一切使用せずに蒸留して時間をかけて自然に抽出する方法があります。時間がかかる分、蒸留法（ナチュラル製法）の方が値段が高くなります。

ナチュラル製法では化学的な処理が行われない分、微量のラウリン酸（MCTではあるが分子が大きく消化に時間がかかる）も含まれる場合があります。

一方で、化学的な処理を行うことでラウリン酸を一切除去することもできるため、より短い分子のMCTだけで構成されたオイルになります。

自然な製法で作られた製品の方が良い場合はナチュラル製法の製品、MCTオイルの効果や値段を優先したい場合はラウリン酸の有無を見て製品を選ぶと良いでしょう。

○容器

オイルはプラスチックに含まれるBPAという女性ホルモンに似た働きを持つ成分を溶かしてしまう恐れがあります。

そのため、プラスチック容器のものよりもガラス容器に入ったものの方が良いでしょう。また、プラスチックの容器に入っているMCTオイルを購入する場合は、BPAフリーと記載されているものを選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は薄毛予防、白髪予防に良いMCTオイルを紹介させて頂きました。

良質な油の摂取は、健康的な身体作りにも大切であり、その延長線上に元気な髪の毛も含まれます。

コーヒーやサラダにMCTオイルをちょっとプラスするだけであら不思議！薄毛、白髪予防の食事に大変身！

普段の食事にちょい足し育毛術、皆様も是非試してみてはいかがでしょうか？