ごぼう茶はごぼう特有の苦味・風味で知られ、お茶の中でもファンが多い飲み物です。
なんとなく健康によいイメージがありますが、実はごぼう茶が発毛に役立つとも言われています。
美容に敏感な人がこぞって賞賛するごぼう茶が薄毛の改善に役立つのなら、ぜひ活用したいですね!
今回はごぼう茶にどんな育毛作用があるのか見てみましょう。
Contents
ごぼう茶とは
ごぼう茶(英語:Burdock root tea)とは、ごぼうを細かく切って乾燥させ、焙煎して作られたハーブティー。
大地を連想させる穏やかな味わいの中に甘みと香ばしさとを含み、ハーブティーの中でも親しみやすく飲みやすい香りをもっています。
ごぼうは元々薬草として中国から日本にもたらされたもの。優れたデトックス効果をはじめ数々の効能があるといわれています。
近年、そのダイエット効果と若返り効果が注目され、小さなブームに。
「内側から変えるアンチエイジング」で、お金と手間をかけずに健康的に若返りが実現できると人気が高まっています。
育毛効果①~抗酸化作用~
ごぼう茶には、抗酸化作用があると言われています。
人間の体の細胞を健康的にキープするためには、活性酸素を抑制し、細胞が酸化していくのを防ぐ必要があります。
酸化は髪の毛にも影響を与えるものです。
毛母細胞が参加することで髪の毛そのものの健康が害され、薄毛が進行してしまうということです。
ごぼうには、強い抗酸化作用を持ったポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールが活性酸素を中和し、頭皮が酸性になってしまうのを防ぐのです。
ごぼう茶に含まれている抗酸化作用によって、毛母細胞が酸化し、髪の毛が弱くなってしまうのを防ぐことが可能になるということですね。
ボロボロの血管では、血液が漏れてしまったり、血管が閉塞してしまったりしますね。
育毛効果②~血行促進作用~
薄毛の原因のひとつに、血行が悪くなるというものがあります。
血行が悪くなることで栄養が頭皮に行き渡らなくなり、薄毛が進行してしまうのです。
つまり、血行を促進する作用には、結果的に薄毛の進行を抑制する効果があるということになります。
ごぼうに含まれているポリフェノールには、抗酸化作用に加えて血行促進作用が含まれています。
ごぼう茶を飲むことで血液の巡りをよくして、薄毛の進行を穏やかなものにすることができるというわけです。
育毛効果③~デトックス~
ゴボウには水溶性の食物繊維が豊富に含まれており、腸内に溜まった不要な老廃物を体外に排出して、体の中にたまった毒素を外に出してくれる作用も確認されています。
体内に毒素(不要物)が溜まってくると、体内外に様々な影響を及ぼしてしまいます。
特に女性であれば、肌荒れやにきび、ふきでものといった肌トラブルが顕著となり、便秘は女性にとって大きな問題といえるでしょう。
このように、体内に老廃物や毒素が溜まることは、アンチエイジングの面から考えてもマイナスです。
これらの不要物をしっかりと体外に出すことで、腸内環境の改善やダイエット効果、肌の老化防止作用、頭皮の老化防止作用にも及んでくるわけです。
頭皮の老化は抜け毛にとっても切れない関係にあり、人間は老化によって髪の毛が薄くなっていきます。
これは、誰にでも平等に訪れることであり、至極自然な生理現象なのです。
しかし、その老化を少しでも遅らせることができるとするならば、その対策を行っていた人と、まったく行っていなかった人では、同じ年齢であってもその差は歴然といった結果になることもありうるというわけです。
ごぼう茶を飲むということをずっと実践してきた南雲先生の容姿を見ていると、その結果は当然なのかなと感じてしまいます。
育毛効果④~IGF-1を増やす~
ごぼうに含まれる食物繊維の中でも、水に溶けやすい性質を持つイヌリンには、IGF-1を増やす効果があると言われています。
IGF-1は、血糖値を調整するインスリンと似た形をしています。
このIGF-1は、成長因子の名の通り、細胞の成長を促したり、細胞の活動を活発にするのに重要な役割を果たす物質です。
IGF-1が多ければ細胞は活発に活動しますが、少なければ細胞活動が緩慢になり、細胞の働きも衰えます。
このIGF-1の働きは、全身に効果があるもので、もちろん頭皮の毛乳頭細胞にも影響を与えています。
IGF-1が少ないと、毛乳頭細胞も活動が阻害されてしまいます。その結果、毛乳頭細胞が弱り、脱毛へと繋がってしまうのです。
既に脱毛が始まっている頭皮に関しては、IGF-1を増加させることによって、それ以上の脱毛の抑制、ならびに育毛が期待できます。
何のこっちゃ。
まぁ、成長ホルモンみたいな感じで、髪を成長させてくれるものと考えておきましょう。
名古屋Kクリニックが提唱する「IGF-1育毛」のメカニズムでは、IGF-1を増やす方法として、次の方法を述べています。
頭皮や胃腸の知覚神経を刺激すると、全身のGF-1が増加する。
この胃腸に対して知覚神経を刺激することは、わかりやすく言えば辛いものや消化しにくいものを食べたりするということです。
ここでイヌリンの出番です。イヌリンは、食物繊維です。
食物繊維は消化しにくく、腸を刺激して整腸作用をもたらします。
この腸への刺激が、IGF-1の増加に繋がるというわけです。
育毛効果⑤~体を温める~
ごぼう茶の持っている体を温める機能も血液循環を高めて、頭皮への栄養の運搬の力を向上させることが期待できます。
冷えは体を緊張させて、血管を収縮させます。
血管が収縮してしまうと十分な血液の量を流すことが出来なくなり、血液循環が停滞しがちです。
育毛促進のためには、体を温めて血液循環を高めることも大切なのです。
マイボトルに入れて持ち歩こう!
頭皮に良い影響を与えるポリフェノールですが、実はその効果時間は摂取してから3時間程度とかなり短いです。
ポリフェノールは水に溶けやすい性質があるため、体内に摂取してから、効果が現れるまでの時間も短いです。
でも逆に言えば、「素早く効果が現れる」ということは「素早く消費されてしまう」ということです。
このために、ポリフェノールの恩恵はたったの3時間程度と短くなってしまうんですね。
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まとめ
ごぼうにはポリフェノールの、抗酸化作用によって頭皮を守り、血流をスムーズにして、頭皮に栄養を行き渡らせる効果があります。
また、食物繊維であるイヌリンによって、毛乳頭細胞の成長因子であるIGF-1が増えるのを促進し、発毛を促します。
ごぼうは加熱焙煎することでその抗酸化作用がより高く得られるので、ごぼう茶という摂取方法は、いいとこ取りの良い方法です。
いくら良い作用があっても、ときどき飲むだけでは持続効果がありません。
ポリフェノールは数時間で効果が切れてしまいますから、頭皮に栄養を充分に与えるためにも、ごぼうを日に何度も摂取する必要があります。
こういった観点から、ごぼう茶は日常に取り入れ安く、継続しやすいので、脱毛予防と発毛促進に最適なお茶といえるのではないでしょうか。
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