普段から頭がぼーっとする
テレワークが多くて、運動不足だ
髪が薄くなってる気がする
気分をリフレッシュしたい
皆さんも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
いま、手の中にあるスマートフォン。つい無意識に画面ロックを解除して、何もすることもなく触ってみたり、SNSを眺めてみたり……もしかすると、そんなあなたは「スマホ中毒」にかかっているかもしれません。
スマホと距離を置くことにより、体や頭にたまった疲れやストレスを軽減し、体の調子を取り戻せるでしょう。
ぜひ、スマホやパソコンでインターネット漬けになっている習慣を一度見直してみませんか?
デジタルデトックスとは
デジタルデトックスとは、スマホやパソコンといったデジタル機器から意識的に距離を置き、自然に触れたり自分と向き合ったりして、精神的・肉体的な疲労をリフレッシュする習慣を意味します。
デトックスは、もともと体内の老廃物や毒素を体の外へ排出するという意味で、インターネットにはびこるネガティブな情報や鳴り止まない通知を「毒」となぞらえ、デジタルデトックスという言葉が使われるようになりました。
スマホやパソコン、テレビの液晶画面をただ見るだけでも、脳には様々な情報が流れ込んできます。
その情報を私達の脳は勝手に処理することから、毎日知らず知らずのうちに脳疲労が溜まってしまい、ストレスとなってしまうのです。
私達の脳の仕組みは、何百年も前の祖先たちからずっと変わっていないと言われています。
脳の処理能力が変わっていないのに、スマホなどから多くの情報が脳へ入ってくるため、脳の処理が追いつかず、脳疲労やストレスが溜まってしまうのです。
スマホの使い過ぎが習慣化すると、情報のインプットが多過ぎて「脳疲労」の状態に陥り、脳の情報処理機能が低下してしまいます。
人間は受け取る情報を脳の「前頭前野」という部分で処理していますが、大きく分けて
① 浅く考える機能
② 深く考える機能
③ ぼんやりと考える機能
の3つがあります。
絶えずスマホを見て情報をインプットしていると、①の「浅く考える機能」ばかりを使うことになり、脳はヘトヘトに疲れてしまいます。
一方、②③の機能は使われずにフリーズしてしまいます。
最近の研究では、③の「ぼんやりと考える」行為が脳にとって大変重要な役割をもつことが分かってきました。
この時、情報の整理や分析を行ったり、人間の本質に関わる思考を培ったりしているのです。
この機能がフリーズしてしまうと、自分を客観視できなくなり、手近な快楽に流されやすくなります。
そのため脳が疲れているほどスマホの使用時間は長くなって依存度が高くなりやすく、さらに疲れるという悪循環を起こしてしまうのです。
脳疲労に陥ると前頭前野の情報処理機能全体が低下するため、今までやってきたことができなくなったり、実際の生活のパフォーマンスが落ちたりします。
ストレスと薄毛の関係
では続いて、ストレスと薄毛の関係について見てみましょう。
○頭皮の血行不良
ストレスによって自律神経が乱れて交感神経が活発な状態が続くと、末梢血管が縮小して血液が行き渡りにくくなります。
すると頭皮や髪の毛に必要な栄養が行き届かなくなり、健康な髪の毛を育てにくくなることが考えられます。
交感神経が身体の「アクセル」なら、副交感神経は「ブレーキ」だといってよいでしょう。この2つの自律神経が存在することで、人は精神的・身体的なバランスをとることができるのです。
実は、薄毛や抜け毛、AGA(男性型脱毛症)といったお悩みの数々も、精神的・身体的なストレスが原因だとされています。
過度なストレスが自律神経の緊張状態を引き起こし、交感神経が優位になって、血流の悪さや身体の冷え、寝つきの悪さ、胃腸の働きの低下などをもたらす……これらが複合的に絡み合い、薄毛などの原因になるのです。
血液には、髪を作るための栄養分を頭皮の毛母細胞へ届けるという大切な役割があります。
しかし、交感神経が優位な状態では、血管が収縮したまま血流が悪くなり、栄養素も滞りがちに。ただでさえ細い頭皮の血管にとって、血流の悪さは大きなダメージになります。
また、頭皮の温度が下がって頭皮が硬くなり、「髪が育ちにくくなる」「髪が細くなる」「抜け毛が増える」という問題も生じます。
さらに、交感神経が活発に働くことで睡眠時間が低下したり睡眠の質が低下したりすることも、薄毛や抜け毛に拍車をかけるのです。
○頭皮環境の悪化
強い脳疲労が続きホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが過剰分泌されると、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
多すぎる皮脂は頭皮の毛穴をふさいでしまったり、雑菌が繁殖する原因となってしまったりするため、頭皮環境の悪化を招くのです。
○毛髪の成長に影響
髪の毛は、ケラチンと呼ばれるたんぱく質で主に作られています。このケラチンを生成するのに必要なのが亜鉛です。
そのため、ストレスによって亜鉛が不足するとケラチンが生成されず、抜け毛や薄毛に繋がります。
株式会社PR TIMESが実施した「スマートフォン利用に関する生活者実態調査」によると、自分で意識しているスマホの使用時間の平均は1日4時間9分であるのに対し、実態は6時間58分と、自分が感じている使用時間に対して3時間近くの差が生じている。
デジタルデトックスには睡眠の質を上げる効果もあり
スマホやパソコンから発せられるブルーライトは交感神経を刺激するため、夜にデジタル機器をみると、体内リズムが狂ってしまい、睡眠の質が低下します。
ブルーライトは、脳が太陽光と勘違いするので、睡眠に入りにくくなる原因となるためです。
また、ブルーライトは睡眠を誘発する「メラトニン」というホルモンの分泌を阻害してしまいます。
デジタルデトックスを実践することで、夜寝る前にスマートフォンを見るという悪習慣がなくなるため、寝付きもよくなり、睡眠の質が向上が期待できます。
デジタルデトックスの方法
とはいえ、スマホやPCなどのIT機器が欠かせなくなった社会では、全く使わないということも現実的ではありませんよね。
デジタルとアナログのバランスをほどよく保つ「脳の健康のための習慣」や「趣味」を取り入れ、繰り返していくことが大切です。
○キャンプ
デジタルデトックスにはさまざまなスタイルがありますが、特にデジタル機器と距離を置くおすすめの方法のひとつにキャンプがあります。
非日常的な空間で、電源や通信が制限されるキャンプは、デジタルデトックスを実践しやすいのです。
近年は「ソロキャンプ」が流行するなど、いわゆる“おひとりさま”でも楽しめる。屋外でのキャンプに抵抗があるなら、旅に出るのもいいのではないでしょうか。
ただし、スマホで地図や観光情報を検索しながらあくせく散策しては意味がないので、自然豊かな環境でゆったり過ごせる計画を立てるといいですね。
○自宅でもお手軽デジタルデトックス
デジタルデトックスはデジタル機器と距離を置きさえすればいいので、特別な場所に出かけなくても、自宅でも工夫次第で十分実現可能です。
「お風呂や寝室にはスマホを持ち込まない」「食事中はスマホを片付ける」といった小さな習慣づけから始めても良いですね。
○ボーッとする時間をつくる
1日5分でもよいので何もせずボーッとしましょう。難しい場合は、ぶらぶら散歩したり、何も考えずに体を動かすのも有効。
○しっかりアウトプットする
アウトプットするということは、自分の中で一度情報を整理すること。
スマホを使う時も「◯◯について調べる」などしっかり目的をもって利用しましょう。
○「手間のかかる方法」を選ぶ
メールではなく、あえて手書きで手紙を書くなど、時々でよいので日常生活の中で自分の手足を動かして行う方法を取り入れるようにしましょう。
○本は本屋へ買いに行く
ネットではなく店に行って購入するなど「リアルな質感」を伴った行為が大事。
レストラン選びもグルメサイトに頼らず、自分の勘や嗅覚を頼りに探してみましょう。
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まとめ
スマホやテレビを流し見るだけでも、脳には様々な情報が強制的の流れ込んできて、脳疲労となり、ストレスになってしまいます。
ストレスは自律神経の乱れや血流の悪化、ホルモンバランスの乱れなど、薄毛、白髪の原因となってしまいます。
普段から脳をスッキリ、髪を元気にできるように、デジタルデトックスを始めてみましょう。
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