巷でじわじわとブームになっている、食べる竹炭をご存知でしょうか。
見た目のインパクトなどもあり、SNSなどでも話題になっています。
「そもそも炭って食べられるの!?」と驚いた人もいるかもしれませんが、実は、炭を食べるという習慣は古くからあり、しかも炭職人の多くは髪が黒々フサフサだとか。
これは調べるしかない!と言うことで、食べる炭の中でも代表的な「竹炭(ちくたん)」について調べてみました。ぜひ読んでみてくださいね。
Contents
竹炭パウダーとは
竹炭パウダーとは、竹炭を細かく粉砕して 食品添加用に加工した無味無臭の食用竹炭粉です。
前処理(天日干しと、燻製処理)をきちんとして、焼き上げた竹炭は安心して食することが出来ます。
最近では、竹炭のデトックス効果などから 海外でも注目されているバンブーチャコール(bamboo charcoal)です。
料理に欠かせない無添加食品としても愛用されています。
竹炭は焦げているけど大丈夫?
炭は原料を熱分解してつくられる、炭素を主成分とする物質です。
それとよく似た現象に、タンパク質や糖質などが化学反応を起こしてできる「焦げ」があります。
「焦げ」は体に良くないイメージがありますが、炭とは仕組みや構造が根本的に異なっていますので問題ありません。
もともと炭は民間療法や漢方などで用いられてきた歴史があり、現在では食品添加物として認可され、安全性が確認されています。
また、健康維持に効果があり、体に良いと考えられています。
竹炭の薄毛・白髪予防効果①~豊富なミネラル~
竹炭には、目に見えない細かい孔(あな)が沢山あります。
1グラムの竹炭の表面積は、備長炭の何と3~5倍!約700平方メートルにも達しています。
その竹炭の孔の中に、竹が地中から吸い上げた天然ミネラルが豊富に、バランス良く、しかも水に溶けやすい状態で含まれているのです。
竹炭に含まれるミネラルは必須ミネラルと言い、私たちの体の中で欠かせないミネラルとなっています。
そんな必須ミネラルは主要ミネラルと微量ミネラルの2種類に分類されます。
○主要ミネラル
主要ミネラルとは1日に100mg以上の摂取量が必要なミネラルのことを指します。
竹炭に含まれている主要ミネラルは
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・リン
の4種類です。
毎日の生活の中で特に不足しがちなカルシウムやマグネシウムといったミネラルを竹炭で摂取できるのはうれしいですね。
竹炭に含まれている量も多いとは言えませんが、それでもティースプーン半分以下の量でミネラル補給できるのですからありがたい話です。
○微量ミネラル
主要ミネラルとは1日に100mg以下の摂取量が必要なミネラルのことを指します。
竹炭に含まれている微量ミネラルは
・鉄
・亜鉛
・銅
・マンガン
の4種類です。
微量ミネラルの中で私たちが不足しがちなのは鉄や亜鉛といったミネラル。
これらのミネラルも鉄や亜鉛単体の量だけで見たら竹炭に含まれている量はそこまで多くありませんが、不足しているミネラルの補給を簡単にできるのはありがたいですよね。
竹炭の薄毛・白髪予防効果②~腸内環境を整える~
「炭職人に胃腸の悪い方はいない」と昔から言われており、調子の悪い時には炭職人さんは、炭窯でそのまま炭をかじっていたそうです。
また昔の忍者が解毒のために炭粉末を持ち歩いていたという話しもあります。
竹炭には吸着効果があります。昔から炭を食べることが民間療法とされていたように、炭の吸着効果は、腸にたまった老廃物を吸収しそのまま体外へ排出してくれます。
そのため竹炭には腸内環境を整え、便秘改善やデトックス効果が期待できると言われているのです。
腸内環境を整えるということは、善玉菌がより活発に活動できる環境に改善することです。
善玉菌が増殖すると、その過程で保湿を担う成分などが生成され、肌にいい影響を与えてくれます。
しかし、悪玉菌が優位な環境になってしまうと、アンモニアなどの有害なガスや活性酸素を発生させます。
活性酸素は、髪を作る細胞(毛母細胞)によくない影響を与えてしまうので、髪の生成に大きく関係するのです。
竹炭の薄毛・白髪予防効果③~体臭・口臭の除去~
育毛とは少し話がずれますが、竹炭には臭いを吸着する効果があります。
口臭や便臭、体臭のほとんどの原因は腸内にあるニオイ物質です。
腸内に残っているニオイ物質は便臭の原因になるだけでなく、血液中に溶けだして全身をめぐります。
腸内から全身に運ばれたニオイ物質が皮膚や呼吸から出ることで体臭や口臭の原因になるのです。
その為、竹炭パウダーを食べることで、体の中のニオイ物質を竹炭パウダーが吸着。
ニオイ物質を抱えたまま便として体の外までニオイを運び出してくれるのです。
吸着したニオイ物質は竹炭から離れることはありませんので、便臭がひどくなることもありません。
臭いの原因を元から体の外に放り出してくれるのが竹炭パウダーです。
竹炭パウダーの選び方
1 竹の産地
食べ物なので竹炭の原料となる竹は気になるところです。
多くの竹炭は孟宗竹が用いられますが、国産竹なのか輸入なのか、そして無農薬で育っている竹かをどうかを確認しましょう。
2土窯の温度
竹炭は土窯で焼かれる温度によって、その性質が大きく変わります。
調湿用の場合は多くが低温で焼かれますが、食用竹炭の場合、800度以上の高温で焼かれたものでなければなりません。
低温で焼いたものは、デトックス効果やミネラル補給といった竹炭ならではの効果が期待できないのです。
3食品試験を合格しているか
原料の竹の品種と産地、熱加工の過程(炭化方法と窯型式)、炭化の温度範囲など安全基準を満たした竹炭は、身体への有害物質を含みません。
技術センターなどで、しっかりと審査を受け厳しい試験を通過した竹炭こそ高品質、最高級と呼ぶのにふさわしいのです。
おすすめの食べ方
炭は微粒子なので、水などに普通に溶かすだけではなかなか混ざりません。
おすすめは竹炭パウダーを加えたヨーグルトです。
ヨーグルトやスムージーなど、トロトロしたものに加えると混ざりやすくなり、美味しく食べれます。
そのほか、ホットケーキやピザなどの生地やアイスクリームに混ぜたり、子どものキャラ弁に使ったりする人もいるようです。
インパクトがある色ですが無味無臭なので、いろいろな料理やお菓子づくりに活用できます。一日につき2~5グラムを目安に、初めは少量から使ってみてください。
また、クレンジングや歯磨き粉などに少量混ぜて使う人も多いようです。
Q&A〜一日の摂取量など〜
○竹炭パウダーは活性炭?
竹炭パウダーは活性炭となります。
活性炭とは焼いた炭を高温の水蒸気等で賦活(ふかつ)させ、より消臭効果などを高めた炭の事です。
竹炭パウダーは賦活という活性化反応はさせていませんが、一般的には、1000度の高温で焼き上げたものを微粉末にしております。
○1日の摂取量は?
耳かき2~3杯程度を一応の目安としてご使用の方が多いようですが、決まった分量はありません。
最初は、ヨーグルトなどに耳かきに1杯程度混ぜて利用するのが良いのではないでしょうか。
※耳かき3杯が約0.2gです。
○腸壁に付かない?
竹炭パウダーは無機物ですので体内に入っても消化せずにそのまま体外へ排出される為、腸壁等に付着する事はありません。
○保存方法は?
常温で保管して下さい。
まとめ
竹炭パウダーの効果・効能を見ていくと、髪だけでなく、毎日の健康維持に役立つものばかりだということがわかりました。
もちろん竹炭パウダーのみに頼ってはいけませんが、あまりある素晴らしい効果に頼りっきりにしたくなる気持ちも分かりますね。
普段の食生活ではなかなか得られない効果もたくさんありましたので、ぜひ一度活用を検討してみてはどうでしょうか。
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