皆さんは、薄毛世界地図というのをご存知でしょうか?

これはアデランスが1998年~2008年にかけて調査を行ったものです。成人男性を対象とし、二組にわかれた調査員4人が町行く通行人を調査。これを3カ所でチェックし、率を測ったそうです。
10年ほど前の調査結果になりますが、今でも十分参考になるデータと考えて良いでしょう。
今回はこの結果を用いて、薄毛と食事の関係について見てみましょう。
薄毛率が高い上位3カ国の食生活
○1位 チェコ(プラハ)・・・薄毛率42.79%
料理は濃厚で塩辛いソースを使った肉料理がメインで、野菜をあまり食べません。
また驚くことに、食事の回数は1日5回とのことです。
1年での一人あたりのビールの消費量は世界1位で、191.8リットル(2018年版)になります。
○2位 スペイン(マドリード)・・・薄毛率42.60%
スペインの郷土料理は肉の煮込み料理がメインになります。
食事の量が多く、週末には家族で2時間程かけてフルコースを食べる家庭も多く、食事の後に必ずデザートを食べる人も多いそうです。
またこちらも驚くことに、食事の回数は1日5回(+昼寝付き)とのことです。
1年での一人あたりのビールの消費量は世界6位で、86リットル(2018年版)になります。
他にも夕食を食べる時間が平均9時と遅く、寝る時間も遅くなることから、睡眠時間が少ないそうです。
○3位 ドイツ(フランクフルト)・・・薄毛率41.24%
パンとじゃがいもが主食であり、野菜の摂取量が少なく、ソーセージやハムが有名な国です。
食事の回数は日本と同じく1日3食ですが、朝と夕は軽めの食事で、「カルテスエッセン」という冷たい食事が多いです。
1年での一人あたりのビールの消費量は世界3位で、101.1リットル(2018年版)になります。
*参考
日本(東京)・・・薄毛率26.78%
1年での一人あたりのビールの消費量は世界52位で、40.2リットル(2018年版)になります。

(出典:キリンホールディングス)
3カ国の共通する薄毛の原因は何だ?
塩分の多い食事も多そうね。
○過度のアルコール摂取は、肝臓に負担をかけると同時に深い睡眠を妨げます。
髪は寝ている間に成長しやすいので、睡眠環境の悪化は髪の毛の天敵です。
また過度のアルコール摂取は脱水症状の原因にもなり、血液がドロドロになることで血流悪化につながります。
○必要以上の食事やビールのおつまみである脂っこい食べ物は、血管内部の脂肪の増加になり、血管を老化させ、血流が悪化してしまいます。
あくまでもビールと一緒に食べるおつまみが問題ということね。
○野菜不足では健康な頭皮や髪を育成できません。
健康な頭皮にはビタミンE・ビタミンC
頭皮の皮脂の分泌量をコントロールしてくれるビタミンB群
アリシンは、ビタミンB1の吸収を助けてくれる栄養素
ビタミンB2も髪の新生には欠かせない栄養素
などなど、野菜とお肉をバランスよく取る必要があります。
○アルコールを摂取して肝臓で分解が始まると、アセトアルデヒドという物質が発生します。
アセトアルデヒドは毒性物質なのですが、発生してからすぐに分解されて酢酸と呼ばれる無害な物質になります。
しかし、お酒を飲み過ぎるとアルコールの分解が間に合わず、無害な物質に分解されないうちに血液に流れてしまいます。アセトアルデヒドはAGAの原因となるDHTを増やす作用もあるため、お酒の飲み過ぎは薄毛の原因を増やすことになるでしょう。
過度のアルコール摂取→血流が悪くなります
→AGAの原因のなります
過度の食事、脂っこい食事→血流が悪くなります
野菜不足→血流の栄養素が減ります
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