まずこちらの動画をご覧下さい。
この動画は、私が尊敬する麻雀プロである木原浩一さんの育毛に関する動画です。
内容は簡単に説明すると下記の通りです。
・24歳の時にフルフェイスのヘルメットを脱いだ時に、髪がペタッとしてしまっていることから、髪が薄くなっていると感じた。
・24歳~30歳前半までシャンプーや育毛剤を使用していたが、全く改善せず髪は薄くなっていく一方だった。
・このままではまずいと思い、ミノキシジルとフィナステリドのタブレットを飲み始める。
・2つのタブレットを飲み始めてから、明らかに髪の毛が生えてきた。
50歳間際だが、髪の毛は若い頃と同じくらいフサフサである。
・1日あたりの摂取量は、ミノキシジル(10mg)とフィナステリド(1mg)のタブレットを1錠ずつ。
・オオサカ堂で購入している。
値段は2つのタブレット100日分で5000円程度。
・初期脱毛があった、ただこの初期脱毛は、オワコンな髪を一度リセットするためであって問題ない。
・副作用としては、心臓の痛み(飲み始めた時だけで、今はそこまで感じない)や、動機が激しくなる、また全身の毛が濃くなる。性欲減退は感じないとのこと。
やはり実体験は参考になりますね。
私も10年以上育毛促進レメディウムを摂取しており、内側から薄毛を改善するという方向性は同意できますね。
でも、少し副作用が気になるわね。
ではミノキシジルタブレットとフィナステリドタブレットについて、詳しく見てみましょう。
ミノキシジルタブレットの効果
ミノキシジルタブレットは、有効成分ミノキシジルを主成分とした内服薬のことです。(通称ミノタブ)
ミノキシジルは元々、血管拡張作用を有する薬品で米国で降圧薬として開発されましたが、副作用として“毛が生える”という現象が起きたため、AGA治療薬として改良されました。
ミノキシジルの育毛への効果は次の2点です。
・血行を促進する
・毛母細胞(毛を作る場所)を活性化させる
○血行を促進する
「ミノキシジル」の一つ目の働きは、血行を促進して髪の細胞に栄養を届けることです。
ミノキシジルが毛細血管を広げて血行を促進させることで、髪の細胞に栄養を届けやすくします。
細胞に栄養がたくさん届くと新しい髪が育ちやすくなり、結果的に髪の毛が生えやすくなるのです。
○毛母細胞(毛を作る場所)を活性化させる
「ミノキシジル」の二つ目の働きは、毛母細胞を活性化させて髪の生成を促すことです。
毛母細胞とは、髪の毛を生やすために非常に重要な細胞で、これが細胞分裂をくり返すことで新しい髪を生成します。
ミノキシジルがこの毛母細胞の働きを活性化させることで、新しい毛が作られるのです。
毛母細胞がよく働かないと、いくら血流が良くても髪が生えないとうことね。
○発毛シグナルの産出
ミノキシジルには、育毛・発毛を促進する発毛シグナル「インスリン様成長因子1(IGF-1)」や「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」の産出を促し、毛母細胞の分裂を促す作用があるとされています。
ミノキシジルは主にこれらの3つの作用で発毛・育毛を促進します。
なおミノタブはミノキシジルの育毛剤より、ミノキシジルが血流にのって細胞まで届くため成分の浸透率が高く、高い発毛効果を発揮します。
ミノキシジルの副作用
実際にミノキシジルで起こりやすい副作用は、
頭皮のかゆみやかぶれ
頭痛
動悸
といった症状で、特にミノキシジル内服薬の場合、成分が血液に入って全身に流れるため、これらの副作用が起こりやすくなります。
なお、アメリカでは降圧剤としてFDAに認可を得ているが、他の降圧剤でも効果が得られない場合だけという使用は限定的なものです。
更にFDAは、使用する場合は頻脈と心筋の作業負荷軽減のためβ遮断薬と併用、また重度の体液蓄積を防ぐため利尿剤と併用するよう警告しています。
(FDA:Food and Drug Administration の略でアメリカ政府機関であるアメリカ食品医薬品局のこと)
日本皮膚科学会においても危険性が十分検証されていないため服用はしないよう注意喚起されています。
日本でもAGA治療薬として使用されている実績はあるため、絶対に使えないというわけではないと思いますが、長期の使用は危険かもしれませんね。
フィナステリドタブレットの効果
フィナステリドは、AGAの代表的な治療薬「プロペシア」に含まれる成分です。
フィナステリドには、薄毛の原因となる「脱毛ホルモン」を抑制して、抜け毛を防ぐ働きがあります。
実際に購入するときは、プロペシアで購入してもいいみたいですね。
男性の薄毛で最も多いAGA(男性型脱毛症)の原因が、この脱毛ホルモンです。
脱毛ホルモンの生成には、男性ホルモンの「テストステロン」が関係しています。
テストステロンは通常、男性らしい体づくりや健康のために、なくてはならないものです。
しかし体内に存在する「5-αリダクターゼ」という還元酵素と結びつくと、抜け毛を促す「脱毛ホルモン(ジヒドロテストステロン;DHT)」に変わってしまいます。
この脱毛ホルモンを生み出す「テストステロン」と「5-αリダクターゼ」の結合をブロックするのが、フィナステリドです。
両者の結合を妨げることで、抜け毛を促すDHT(脱毛ホルモン)の生成を抑え、薄毛の進行を防ぐことができるのです。
具体的なフィナステリドの効果としては、下記の通りです。
フィナステリドの内服期間と効果
内服1年
⇒現状維持より高い改善効果を得た「58%」
内服2年
⇒現状維持より高い改善効果を得た「68%」
内服3年
⇒現状維持より高い改善効果を得た「78%」
ここで言う「現状維持より高い改善効果」とは、程度の差はあれ、毛が増えたことを示します。
つまりフィナステリドには、「透けていた地肌が目立たなくなる」くらいの増毛効果があるのです。
また内服治療の継続年数が長くなるほど、その改善効果は高くなることが分かります。
フィナステリドの副作用
○発毛効果はない
フィナステリドの主作用は脱毛を防ぐことです。そのためフィナステリドには直接、毛を生やす作用はありません。
先ほどのミノキシジルは攻めの育毛という感じね。
○性欲減退
フィナステリドの副作用には性欲減退や勃起機能障害(ED)などの男性機能低下、肝機能障害などが挙げられます。
しかしEDなどの副作用に関しては臨床試験においてプラセボ患者とほぼ同様の発生率となっており、危険性は低いといわれています。
(ブラセボ:プラセボ(偽薬)と言う、効き目ある成分が何も入っていない薬を服用しても、患者さん自身が、自分が飲んでいるくすりは効き目があると思い込むことで、病気の症状が改善することがあります。)
○女性へは使用できない
フィナステリドは原則、女性への投与は認められていません。
妊娠されている方や授乳期の方は、胎児やお子様の健康への影響も考えられますので、絶対に服用しないでください。
またフィナステリドは皮膚からも吸収されるため、女性の方は直接触れることがないよう注意しましょう。
まとめ~まぁ坊流育毛術~
○至急薄毛を食い止めたい方
ミノキシジル(1日1回または2回に分けて、1日合計5mgを服用するのがよい)
フィナステリド(1日1回、1日合計0.2mgを服用するのがよい)
2つのタブレットを併用します。
ただしミノキシジルはまだ日本でも認証されていない薬でもあるため、長期の服用はあまりお勧めできません。
○薄毛予防をしたい方
フィナステリド(1日1回、1日合計0.2mgを服用するのがよい)
加圧トレーニングや食事療法
上記2つを組み合わせます。
ミノキシジルを摂取しなくても血流をよくする方法はたくさんあります。
日々の食事をちょっと変えるだけでも育毛を行うことはできます。
ミノキシジルに比べると効果は落ちますが、根本から薄毛を改善することができます。
ミノキシジルは血流をよくする攻めの育毛
フィナステリドは脱毛ホルモン(ジヒドロテストステロン)を作らないための守りの育毛
ということですね。
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