まずいきなりですが、こちらの写真をご覧ください。

(出典:腹八分目はサルでも寿命を延ばす⁉―「腹八分目に医者いらず」を実証するアカゲザルを用いた食餌制限研究)
左側の写真(AとC)と右側の写真(CとD)は、同じ年齢で同じ体格のアカゲザルですが、左側のアカゲザルは食事を食べたいだけ食べて、右側の猿は食事制限をしたそうです。
そんな訳で今回は育毛と食事量について見てみましょう!
ご飯は1食あたり100g~腹八分目が理想~
食べたものは消化されて栄養として吸収されると、肝臓に運ばれます。
本来、漢方では夜は肝を休めるときなのですが、就寝前に夕食をたくさん食べると、肝が休まらずに栄養の処理をさせられ、機能がおかしくなってきます。
西洋医学的にも肝臓は人体で一番血を蓄えている臓器ですし、漢方でも血を蔵するところです。
そこが過労状態になると、血の質が悪くなり、血を流す力も低下してきます。
食事量などを制限し、胃腸や肝臓が休まることで、消化吸収のはたらきが高まり、血流を良くすることができるのです。
なお食事で有名なタニタ食堂のおすすめするご飯の量は「100g(約160kcal)」です。
意識的に少しご飯を減らし、その分野菜を多めに摂っていただくことで満腹感をキープすることができるそうです。
髪は頭皮の毛細血管から栄養や酸素を得て、不純物や二酸化炭素を排出しているため、育毛のためには血流はとても大事なんですね。
私は実際にご飯の量を計っているのですが、最初はこれだけなの!?って感じでしたね。
1週間夕食断食をしてみよう
胃腸を効率よく休ませる方法として、堀江昭佳先生が提唱する『1週間夕食断食』というものがあります。
完全断食は専門家の指導のもとで行う方がいいので自己流はすすめませんが、夕食だけ抜くなら無理なく1週間続けられます。
朝食・昼食は通常通り食べてよく、仕事の合間のコーヒーや紅茶も飲んでよく、夕食代わりに固形物のないスープや酵素ジュースなら飲んでもよい、という方法です。1週間が無理なら1日でも2~3日でもやらないよりはいいですが、1週間続けると変化を実感しやすいですし、少ない量でも満腹感を得られるようになるのでその後も食べる量が減ります。
そうなったら、調子の悪いときだけ抜くのでも構いません。
食べすぎの人は夕食断食などで胃腸を休めることが必要です。
しかしこれは夕食のみ、しかも一時的に行うもので、普段は鉄分やたんぱく質を十分にとることが大切です。
忘れがちなのはたんぱく質。血は水を除くとそのほとんどはたんぱく質でできていますから、たんぱく質が不足するとすぐに血の質が悪化してしまいます。
肉は、血の原料となる鉄分とたんぱく質を両方とることができるので積極的にとりましょう。
薬膳では昔から鶏肉は血をつくる効果が高いといわれます。吸収しやすい鉄分が多く、血が不足しやすい女性などにおすすめです。
男性の場合は食べる量が多いので、血の原料が不足することは女性ほど多くはないと思いますが、夕食をたっぷり食べてお酒も飲む人は、先ほど述べたように、夜に肝臓が休まらずに過労状態になって血の質が悪くなりがちです。
過剰に食べている人ほど、夕食断食が効果的です。
⭐️少食だからこそ食事の質にはこだわろう!⭐️
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