日本バナナ輸入組合が実施した「バナナ・果物消費動向調査」では、10年以上連続でよく食べる果物1位に選ばれているバナナ。
スーパーやコンビニで手ごろな価格で購入できることもあって、甘くておいしいバナナは人気のフルーツ。
手軽で栄養豊富、低カロリーなことから、アスリートやダイエット中の人も好んで食べる補食(おやつ)にも挙げられています。
そんなバナナですが、実は育毛にも抜群の効果があるのです。
今回はそんな完全栄養食品であるバナナについてご紹介いたします。
Contents
バナナは完全栄養食品だ!
バナナには多くの成分が含まれています。
バナナに含まれている成分はエネルギー、水分、たんぱく質、脂質、炭水化物、灰分、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、
カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、パントテン酸、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維です。
このうち、エネルギーやマグネシウム、カリウム、はミカンやリンゴの倍近く含有されています。
また、皮膚や髪の毛の成長を補うビタミンB2や、糖質の代謝を促し、中枢神経や末梢神経の働きを正常に保つ働きをするビタミンB1、糖質、脂質、
タンパク質の代謝を促すナイアシン、身体の成長を促進し、皮膚炎を防止する働きをするビタミンB1などは、果物や野菜の中でバナナが最も多く含有しています。
バナナの育毛効果①~タンパク質~
バナナには育毛や薄毛を予防・改善する成分がいろいろと入っています。
中でも注目したい成分、まずはタンパク質です。
毛髪は約80%以上がタンパク質でできており、そのうちケラチンというタンパク質が多くを占めています
タンパク質は毛髪以外にも筋肉や皮膚などの栄養分にも繋がりますが、食事で摂取すると一旦細かなアミノ酸に分解されて、必要な場所で再びタンパク質に合成されます。
毛髪を作るのに必要なタンパク質を合成する材料となるアミノ酸をしっかり摂取することが大事です。
バナナを食べることで毛髪を作るのに必要なアミノ酸を全て摂取することができます。その中には、体内で作ることができず、食事からしか摂取できない必須アミノ酸もあります。
バナナの育毛効果②~亜鉛やグルタミン酸~
次に亜鉛です。
亜鉛には細胞分裂を促す働きがあり、毛髪の新陳代謝を活発にして健康な毛髪を維持してくれる効果があります。
亜鉛が不足すると毛髪が細く弱くなり、抜け毛の原因にも繋がります。
また、グルタミン酸も育毛には効果的です。
よく昆布が毛髪に良いと言われる理由はグルタミン酸が多く含まれているからです。
毛髪の成分として必要とされるアミノ酸で、バナナにもたくさん含まれていますよ。
ビタミンも育毛を行う上では欠かせません。
ビタミンB群の中でもビタミンB2は毛髪を作り出す毛母細胞を活発にし、毛髪を作り出す働きを促します。さらに頭皮の血流や新陳代謝をよくするため、頭皮も丈夫にしてくれます。
そしてビタミンB6は毛髪の栄養となるタンパク質を取り組む際に必要で、ビタミンB2、B6のどちらも皮脂の過剰分泌を抑えてくれるため、毛穴の皮脂詰まりによる頭皮の炎症を予防することができます。
そのほかビタミンCは毛髪や頭皮の健康維持。ビタミンEは毛乳頭への栄養補給を助ける効果があります。
⭐️薄毛予防、白髪予防のためには食事が大事!⭐️
バナナの育毛効果③~ポリフェノールやトリプトファン~
バナナの育毛効果はまだまだあります。
1つ目はポリフェノール!
ポリフェノールは抗酸化作用の働きがあり、細胞の老化を防ぎ、アンチエイジング効果が期待できます。
髪を作る毛母細胞の活性化と頭皮(皮膚)の若返り効果があります。
2つ目はトリプトファン!
トリプトファンは、人間の体内で生成されない必須アミノ酸です。
このトリプトファンは3大神経伝達物質のひとつ、「セロトニン」を生成するために必要な栄養素です。
また、トリプトファンをはじめとするアミノ酸は、髪の毛になるたんぱく質を構成する物質です。
そして、セロトニンは…脳内に存在する神経伝達物質です。
快楽を司るドーパミン、ストレスホルモンと言われるノルアドレナリン、とともに3大神経伝達物質と言われるセロトニン。
このセロトニンは精神を安定させる働きがあり、イライラや不安を抑え、やる気や意欲を生み出すとも言われています。
さらに、ノルアドレナリンとドーパミンの分泌をコントロールして心身のバランスを保つ効果もあるのです。
バナナの皮にはAGA対策の効果あり
ここまで、バナナの実の成分について、発毛効果があるのかどうかを見てきました。実はバナナのすごさはこれだけではなく、皮の部分にこそその真髄があります。
バナナの皮の成分で、発毛に関わっているとされる、フィトステロールのシクロユーカレノンというのがあります。
シクロユーカレノンは、シクロオイカレノンとも呼ばれ、コレステロールを低減することから、食品添加物・医薬品・化粧品などに使われています。
関西大学の「バナナ果皮からの抗がん活性成分の探索」という報告の中で、フィトステロールが5αリダクターゼ(5α-reductase)を阻害するということに言っています。このフィトステロールがシクロユーカレノンのことなのです。
つまり、シクロユーカレノンには男性の薄毛を促進させる酵素の5αリダクターゼを抑制する効果があるのです。
人間の髪の毛はどんどん生え変わっていくもので、髪が生え成長し、やがて抜けていくという繰り返しです。
ここに5αリダクターゼのしわざで、髪が完全に成長しないまま脱毛していき、やがて薄毛になるという、悪循環が生まれます。この悪役5αリダクターゼをやっつけるのが、シクロユーカレノンなのです。
バナナの皮の栄養を摂取する方法はある?
バナナの皮にはAGAを抑制してくれる成分が含まれますが、バナナの皮を食べるのは少し抵抗がありますよね。
しかし、よく洗ったバナナの皮をピューレにしたりスムージーに入れたりして食べる方もいます。
バナナの栄養を余すことなく摂取したい方は、ぜひ皮の調理にもチャレンジしてみましょう。
ピューレとは
ピューレとは、生、もしくは加熱したお野菜や果物を、電動のミキサーやハンドブレンダーなどでなめらかになるまで擦り下ろし、漉すことで完成する半液体状の食品のことを言います。
スープやソース類のベース、焼き菓子の生地にのせる、お肉、お魚をピューレ状にして離乳食として使うなど、使える場面が多くある食材です。
⭐️電動ミキサーを見てみる⭐️

バナナの実と皮の栄養を効率的に摂取するために、バナナ抽出物を含むサプリメントを飲むのもおすすめです。
バナナの皮が食べにくいという方は、お手軽なサプリを取り入れるとよいでしょう。
⭐️バナナのサプリを見てみる⭐️

まとめ
バナナは、髪の健康を守ってくれる栄養素がたっぷりと含まれる優秀な食品です。安価で購入できお手軽に食べられるバナナでAGAを改善できるというのは、とても嬉しいですね。
AGAを食い止めたい方は、ぜひ今日からバナナを食べる習慣をつけてみてはいかがでしょうか^ ^
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